2018-03-30

CANDY GO!GO!、最新シングル『HONEY TRAP』収録曲の中から『BORDERLESS』と『Borderless』の聞きどころを解説

 昨年7月に新宿ReNYを舞台にCANDY GO!GO!は結成7周年を記念したワンマン公演を行った。そのときにタイトルへ冠していたのが「BORDERLESS」という言葉。あの日の舞台上で彼女たちは、「これからのCANDY GO!GO!はロックユニットとして活動をしてゆく」「アイドルとアーティスト、それぞれの活動の垣根を壊したボーダレスな活動を続ければ、その壁を壊す存在にCANDY GO!GO!はなる」と宣言した。
あのときの宣言を具体的に証明しようと、CANDY GO!GO!は4月8日にTSUTAYA O-NESTを舞台に、バンドを従えたスタイルでワンマン公演を行う。さらに、この日より会場販売&配信限定シングル『HONEY TRAP』の発売も決定している。

 表題曲の『HONEY TRAP』は、ファンキーでスリリング、何よりゴージャズでカラフルなパーティチューンとして完成。弾けた演奏の上で彼女たちがセクシーに甘い罠を仕掛けてゆく。ぜひ、その甘い罠に堕ちて欲しい。
 なぎさりんが作詞をした疾走感満載なロックナンバー『BORDERLESS』と、菜月アイルが作詞を手がけたメロウチューンの『Borderless』は、同じ楽曲を、歌詞とアレンジを変えて作りあげている。ここにも、CANDY GO!GO!の音楽のボーダーラインを無くす姿勢が示されている。歌詞の面でも、『BORDERLESS』へのアンサーソングとして『Borderless』の歌詞が綴られているように、そこにも注目していただきたい。
 さらに『未練タランティーノさん』は、アルバム『IDOROCK』へ収録した『事件File.055』の前章となるショートバラード。収録した4曲すべてに、CANDY GO!GO!らしい新たな挑戦の意志や、楽曲が存在する理由が詰め込まれた。
 ここでは、『BORDERLESS』と『Borderless』の魅力を、メンバーのミニインタヴューという形を通してお届けしたい。

なぎさりんが語る『BORDERLESS』について。

――今回の作品で特徴的なのが、『BORDERLESS』と『Borderless』の2曲。
なぎさ もともとプロデューサーのOKBから「同じ楽曲なのに異なる表情を描いた二面性を出したい。それがCANDY GO!GO!の提唱するボーダレスな活動を示す形にもなるから」と言われてたんですね。最初は、その気持ちを反映した歌詞にと思ってたんですけど、その時期の精神状態がそこへは向いていなかったから、ぜんぜん異なる内容の歌詞になったんですけど(笑)。この2曲中、最初に生まれたのが『BORDERLESS』でした。
――曲調と歌詞を変えることで、まったく違う楽曲という印象を与えてくれました。
なぎさ 最初にわたしが『BORDERLESS』の歌詞を書き上げ、その歌詞についてのアンサーソングとしてアイアイ(菜月アイル)が『Borderless』の歌詞を書いてます。
菜月 りんさんの書いた『BORDERLESS』は、「一度死んでふたたび生き返り、人生をやり直そうよ」という歌なんです。だからわたしの書いた『Borderless』は、「死にたくない、生きたいよ」という内容で書きました。だから、曲調も歌詞も真逆になっています。
なぎさ 『BORDERLESS』の歌詞を書いてる時期って、心がからっぽでした。別に死にたいわけじゃないけど、「なんか生きててつまんないなぁ」「なんか楽しくないなぁ」と感じることが多かったんですね。「夢の中では楽しいことがあるのに、なんで現実の世界はつまんないの??。だったら一度死んで、夢の世界に飛び込んでいきたい」「一度死んで、もう一度生まれ変わり、人生をやり直したら楽しいのかな」。そんなことを思ったときに生まれたのが、この歌詞でした。だから歌詞にも、「別に死にたいわけじゃない」「なんとなく生きてるのにもう飽きたんだ」と書いたんです。
わたし、刺激がないと駄目なんです。なぁなぁとした生き方につまんなさを感じる性格。歌詞へ「生まれ変わって」と書いてるように、この歌の主人公はポジティブな気持ちで死んでます(笑)。

菜月アイルが語る『Borderless』に込めた想い。

――アイルさんは『Borderless』の歌詞を、『BORDERLESS』のアンサーソングにしたいと言ってましたよね。
菜月 そうです。せっかくの関連性を持った2曲だったから、歌詞にもその関連性を持たせようと思い、そうしていきました。
この歌に登場する主人公は、普段あまり自分の感情を表に出さない人。本当は好きなのに「好きだよ」と言えないままでいるんですけど。もし、その人が死んでしまったら「その人の前では一生好きと言えなくなるんだ」という気持ちに気づき、そこから「言える機会があるならしっかり「好き」と伝えておこう」と思うんですけど。でも、その言葉を言おうとしたときには遅かった。それでも「好き」と口にしようという、とても切ない歌になっています。何時かは『BORDERLESS』『Borderless』の順番でライブでも披露してみたいなと思っています。

メンバーの語る『BORDERLESS』と『Borderless』への想い。

――他のメンバーは、『BORDERLESS』と『Borderless』についてどんな想いを抱いています??
高城 ベースは同じ楽曲なのに、アレンジや歌詞によってこんなにも変わって聞こえるんだというのを実感出来た2曲になりました。
磯野 『BORDERLESS』の曲調は、これまでのCANDY GO!GO!にも通じるものがありましたが、『Borderless』はレゲエバージョン。そのノリを上手くつかんで歌うのは難しかったけど、刺激もありましたからね。
杉本 どっちの楽曲も、聴いた瞬間に歌の世界へ入り込める楽しさがあれば、どららもCANDY GO!GO!の中へ新しい要素を加えたなと感じました。
永瀬 『BORDERLESS』で「死にたい」と言いながらも、最期に「2度めの人生に祝福を」と言ってるように、明るい感じで終わるところが好きです。『Borderless』の切ない感じのダンスも、個人的にはお気に入りなんですけど。同じ楽曲でも、こんなに歌詞やアレンジで雰囲気が変わるんだということが、何よりも嬉しい驚きでした。
                                             
TEXT:長澤智典

★LIVE情報★
「HONEY TRAP」
RELEASE ANNIVERSARY GIGS

渋谷TSUTAYA O-NEST
2018年4月8日(日)
OPEN16:00 START17:00
料金:前売3000円 当日3500円 (各1D別)

★CD情報★
2018年4月8日発売:会場販売&配信限定シングル!
CANDY GO!GO! New Single「HONEY TRAP」

1: HONEY TRAP
2: Borderless
3: 未練タランティーノさん
4: BORDERLESS
(全4曲収録) 1500(税込)  限定2000枚販売!!

オフィシャルサイト 
http://one2one-agency.com/
CANDY GO!GO! twitter
https://twitter.com/candygo2010

なぎさりん@Rin_rorigao
菜月アイル@aiaichan20
磯野未来@mikichi0223
高城しおり@sioritakazy0
杉本莉愛 @smile_riaivi
永瀬りか @rika_nagase                                  

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