2018-10-30

坂本龍一氏、自由と本物をテーマにトークショー「決まった論法での音楽づくりはやりたくない」

FCAジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 兼 CEO ポンタス・ヘグストロム)は10月25日(木)、千葉県の舞浜アンフィシアターにおいて、「新型Jeep® Wrangler発表会」を開催いたしました。

当日はゲストに音楽家の坂本龍一さん、『WIRED』日本版の元編集長・若林恵さんを迎え、トークショーを展開。また、代表取締役社長 兼 CEO(以下社長)のポンタス・ヘグストロムや、Jeep®エクステリアデザイン担当マネージャーのクリス・ピシテリによるプレゼンテーション、ストリート音楽家・DRAGON76氏制作のグラフィックアートのお披露目、そしてエンディングはゴスペル歌唱で締め括りました。
本イベントの完了レポートを拝送申し上げます。記事ご執筆上のご参考としていただければ幸いです。

■日本では、Jeep®セールスの約40%をラングラーが占有
オープニングムービーの上映後、社長ヘグストロム(以下ヘグストロム)のプレゼンテーションで開会。ヘグストロムによると、日本では、ジープセールスの実に40パーセント近くをラングラーが占めているとのこと。既に現行Jeep® Wranglerの販売台数は4,000台を超えるペースで推移しており、「2018年におけるFCAジャパンのベストセールスモデルとしても記録を更新する見込み」と語気を高める。「日本は北米を除けば、最大のラングラー市場」と豪語します。
プレゼンテーションの中盤には、ステージに新型Jeep® Wranglerが登場。舞台中央へせり上がってくる車両に、会場は息を飲みます。11年ぶりの全面改良、日本初公開となる新たな「作品」に対し、大きな拍手が沸き起こりました。
外観を現行Jeep® Wranglerと似せているのは、“敢えて”。伝統のスタイルや独自の世界観を変えずに、現代のSUVに求められる快適性や安全性、燃費性能を見直した点が新型ラングラーの特徴です。

■史上最高、最も洗練されたJeep® Wrangler
続いて、Jeep®エクステリアデザイン担当マネージャーのクリス・ピシテリが登壇。過去のJeep® Wranglerのデザインを振り返り、新モデルに踏襲した点と新しく工夫を凝らした点を来場者にアピール。「新型は史上最高、最も洗練されたJeep® Wrangler」と自信を覗かせます。
また、ニューヨーク在住の音楽家・DRAGON76氏の描いた新型Jeep® Wranglerのグラフィックアートも舞台上に登場。「Jeep®のコアバリューである『自由』、『本物』、『冒険』、『情熱』にインスピレーションを受けこの作品を仕上げた」とDRAGON76氏は語りました。

■「きちんと作品を作るのに飽きた」坂本龍一氏 自由への渇望
発表会中盤には、坂本龍一さんと若林恵さんによるトークショーも。Jeep®を表す言葉「自由」や「本物」をテーマでおふたりは話を展開。「きちんと作品を作ることには飽きちゃって」と坂本さん。「これまで積み重ねてきた手法を全て頭から振り払い、やりたいこと、好きなことだけをやった」。昨年リリースした8年ぶりのオリジナルアルバム『async』についてそう語りました。
この発言について、若林さんが「坂本さんが今後、好きなことだけをやりたいと、いうのは意外。坂本さんはずっと好きなことだけをやってきた印象でした」とコメントすると、坂本さんは「そのつもりだったけど、自分の中に捨てられない文法や形式が強く残っていた。出来合いのものではない、自分の言葉で表現するために捨て去っていく作業は今も続けている」と話しました。
また若林さんが「約束ごとの中にいると安心で安全。自由って、安全とのトレードオフなのかも」と意見を述べると、坂本さんは同意し「決まった論法で音楽を作れば、聞いている側は安心・安全ですよね。でも、そういうのはやりたくない」と言い切ります。「小学生の頃、将来の夢を書かされた。僕は『ない』と書いたんです。音楽家になりたいとも思わなかった」。型にはまらない自由な精神は、少年時代から持ち合わせていたようです。
さらに坂本さんは「『async』は僕にとって地図にない山。新たな自由だった。ところが登頂したら、向こうにまた見たことのない山があった。そっちに登りたくなって今よちよち向かっているところ」と、次の創造に向けた意欲を垣間見せていました。

■ゴスペルに全員で手拍子 迫力のフィナーレ
イベントのフィナーレはゴスペルスクエアシンガーズによるジープオリジナル楽曲の披露。Jeep®のコアバリュー「自由」を表現したパワフルなステージです。曲が最高潮に達すると、客席からも次々とステージに人が集まり、会場を盛り上げます。次第に来場客も立ち上がり手拍子。全員が「フリーダム!(自由)」と連呼し、曲が終わると大きな拍手が沸き起こっていました。

■Jeep New Wranglerについて
All-New Jeep® Wrangler
1941年にJeep®初のモデルが誕生。以来、そのDNAを脈々と受け継いできたJeep®ブランドの象徴「ラングラー」。丸目ライトとスクエアフォルムが、7スロットグリルと相まって、Wrangler独自の威光を放ち続けてきた。そして今、11年ぶりのフルモデルチェンジで殻を破った4代目ラングラー。長年培った伝統を継承しつつも、モダンなスタイルに身を包み新たな一歩を踏み出した。

製品の主なポイント
・あらゆるライトをオールLED化
・すべてのルーフが脱着可能なフリーダムトップ® 3ピース モジュラーハードトップを装着
・パワーと低燃費を両立した、START&STOP機能付き2.0ℓ 直列4気筒DOHCターボエンジンを新搭載
・走行中でも二輪駆動と四輪駆動を自動で切り替えるセレクトラック® フルタイム 4×4システムを初採用
・Apple CarPlayとAndroid Autoに対応
・センサーやカメラで死角から視界を確保するセーフティシステム
■オフィシャルサイト:https://www.jeep-japan.com/wrangler-jl.html

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