2013-10-21

【DIR EN GREY】『TOUR 2013 GHOUL-mazy-』 10/19(土) @新木場STUDIO COAST

 ツアーも終盤に差しかかり、今年の東京公演はこの日がラストのDIR EN GREY。
 10/19(土)新木場STUDIO COASTにて行われた、彼らのライブの様子をお伝えしたい。

 開演時間を少し過ぎてから、場内は暗転。
 新SEとともにメンバーが姿を表し、1曲目の「冷血なりせば」から既にオーディエンスのボルテージは最高潮に。

 京(Vo)は顔から胸にかけてスカルのようなメイクを施しており、おどろおどろしい曲の世界観をより一層体現していた。
 中盤の曲では薄く黒い布で顔を覆い隠し、オーディエンスに対して視覚による情報を敢えて遮断。
 彼の声を最大限に響かせるパフォーマンスを展開した。

 本日のセットリストは最新のリメイクアルバム「THE UNRAVELING」の曲を主軸としつつ、「audience killer loop」や「HADES」などの昔の曲も織り交ぜた内容だった。
 またビジュアル的な要素でもDie(Gt)は久しぶりに赤い髪と濃いアイメイクを施していたので、どこか懐かしさが感じられた人は多かったのではないかと思う。

 アンコールで久々に演奏された「HADES」では、あまりの会場の盛り上がりにフロアでは一部雪崩が起こったが、倒れた人をすぐに起き上がらせようと皆で手を差し伸べて助け合うという場面も見受けられた。

 ラストは「1つになれるか?」「お前たちの声を聞かせてくれ」という京の煽り通り、会場全員で「THE FINAL」のサビを合唱。
 そこにいる全員の心が1つになった瞬間だった。
 ファンもメンバーも完全燃焼し、温かい拍手の中でこの日のライブは幕を閉じた。

 相変わらずMCなどは全くなかったが、いつもと変わらずに彼らの公演の後には、清々しさが感じられた。
 それは恐らく、ストイックなまでに自分達の音楽を追求する彼らのライブだからこそ感じられるものなのだろう。

 来年の1月にはニューシングル『Sustain the UNtruth』の発売、3月には日本武道館2daysを予定しているDIR EN GREY。
 絶えず進化し続けていく彼らの活動から、今後も目が離せない。


■『TOUR 2013 GHOUL-mazy-』 10/19(土) SET LIST

新SE

冷血なりせば
Unknown.Despair.Lost


LOTUS
OBSCURE
霧と繭

INWARD SCREAM

audience killer loop
BUGABOO
蜜と規制

INWARD SCREAM

輪郭
「欲巣にDREAMBOX」あるいは成熟の理念と冷たい雨
Unraveling
獣慾
かすみ

EN

凱歌、沈黙が眠る頃
HADES
STUCK MAN
THE FINAL

取材:木島悠

DIR EN GREY オフィシャルサイトはコチラ

(ROCK LYRIC)


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