2013-03-20

【FLOW】飛んで火に入るお祭り野郎、見参!

 FLOWがデビュー10年の総決算と言える、8th フルアルバム『FLOW THE MAX !!!』を完成させた。昨年7月から続く、10周年記念イヤーのMAX!!!なテンションをぶち込んだ意欲作。全曲が沸点超え、10年目のFLOWの本気はマジでヤバいぞ!

──10周年総決算となるアルバム『FLOW THE MAX !!!』完成! 2012年7月から10周年記念イヤーはさまざまな挑戦をしてきましたが、前半戦を振り返っての感想は?

TAKE「有言実行とはよく言ったもんで、“MAX”と最初に言ったことで、沸点が上がりましたよね。7月には5日間で5枚のアルバムを総ざらいするライヴをやって、自分たちの楽曲を顧みるタイミングがあったり、『FLOW THE PARTY』という自分たち主催の対バンライヴでいろんなバンドと合いまみれたり。全ての活動がアルバムにつながった感じがありますね。」

KOHSHI「“FLOW THE MAX !!!”という軸があるから走れるみたいなところもあって。すごい充実感はあります。」

──今作を聴いて思ったのが、“作り上げた”というよりは、“できちゃった”作品のような気がして。導かれるように、必然的にできた曲を並べたらアルバムになったみたいな。熱くて激しくて真っ 直ぐなFLOWがぎっしり詰まっているなと。

TAKE「まさにその通りですね。6thアルバム『MICROCOSM』や7th アルバム『BLACK &WHITE』は作り上げた感が強かったけど、今作は導かれるままに書いて作った作品という気はしますね。だから、肩の力が抜けた感じで制作できたし、それでいいんだろうとも思ったし。」

KEIGO「レコーディングも楽しくできたし、出来上がりを聴いても気分がアガる。ライヴ的要素をたくさん詰め込んだアルバムができたなと思っていて、これからのツアーも楽しみになりました。」

──うん、ライヴに行きたくなる一枚ですよね。

TAKE「作る時はそこが指標で、10年間やってきて“FLOWとは何ぞや!?”と悩む時期もあったし、新しいものを模索する時期もあった。でも、FLOWは何より現場を大事にしてきたので、現場を一番楽しいものにしたいと考えた時、今まで以上にライヴを意識して作りましたね。だから、コール&レスポンスができる箇所も増やしたりして。“ライヴに行きたい”と思ってもらえたら嬉しいですよね。あんな空間、他にないですからね! あんなに暴れたら、怒られますよ(笑)。」

──ライヴの空気感を持って作品に落とし込むというかね。

IWASAKI「そう。“FLOW THE MAX !!!”というスローガンを掲げてからのアルバム制作だったので、向かうべき場所もハッキリしていましたね。これまで10年やってきて、今一周して原点に帰って、ワンステップ上の次の周をスタートさせるのにも相応しいアルバムになったなと思います。」

GOT'S「最初は10曲の予定が収まり切らなくて結果14曲になったんですが、それもMAX だから良いのかなと。」

TAKE「アルバム楽曲は全曲において“MAX”を目指したんです。例えば、「On my way」はFLOW 史上最も速いBPMに挑戦した“速さ THE MAX!!!”、「UMBRELLA」は“哀愁 THE MAX!!!”とか、デモの段階からそれぞれのテーマのもとに振り切った曲が揃ってましたね。最終的には劇場版『ドラゴンボールZ 神と神』とのありがたい出会いがあって、この14曲になったという。」

──へぇ、アルバム全体像が見えてからの「HERO ~希望の歌~」と「CHA-LA HEAD-CHA-LA」だったんですね!

KOHSHI「アルバム制作も佳境のところでお話をいただいたんです。「CHA-LA HEAD-CHA-LA」のカバーに加えて、書き下ろしの劇中歌も歌わせていただくことになりました。」

TAKE「「HERO~希望の歌~」はどんなシーンで使うか、絵コンテで見せていただいて作り始めたんですけど、『ドラゴンボール』のDNAがうずいて、全力で作れました。アルバムも1曲目にこの曲が入ることで、ビシッと締まりましたね。」

KOHSHI「歌詞は基本、俺が書いたんですけど、“オラに力を!”って感じで、みんなにちょっとずつ力をもらって、元気玉みたいな歌詞になっています(笑)。「CHA-LA HEAD-CHA-LA」はカラオケに行くたびに歌っているので、体に染み込んでいました!(笑)」

KEIGO「イベントに出演した時、「CHA-LA HEAD-CHA-LA」を日本武道館で歌わせていただいたんですが、曲の力と浸透度がすごくて、お客さんとのコール&レスポンスも完璧でした(笑)。非常に気持ち良かったです。」

──アルバムを通じて、“FLOW とは?”というところも、明確に見えてきたところがあったんじゃないですか?

KEIGO「ありますね。一時期、“FLOWって何だろう?”って悩んだ時期があったんですけど、みんなで悩んで悩んで出した結論が“パーティーバンド”だったんです(笑)。」

TAKE「“お前らは‘飛んで火に入るお祭り野郎’だな!”って言われたことがあるんだけど、そんなの俺たちにとっては最高の褒め言葉で(笑)。苦悩した時期も経験して、他のバンドにないカラーが生まれて、それを求めてくれる人たちからいろいろなことを教えてもらって、結果、今回MAXなアルバムができたし。全国47都道府県を回るツアーも楽しみですね、無茶苦茶してやりますよ!」

取材:フジジュン

(OKMusic)


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