2013-03-25

【0.8秒と衝撃。】“本当のポップ”みたいなモノを把握できないのが、面白いところ

 「0.8秒と衝撃。はプロというより、センスのいいリスナー。今後、メジャーシーンにも出て行って、キチンとドツキ回したい★ その前にこの一年間のライヴで得た経験をもとに、会場で観客と一体感を得やすいような、ある種シンプルでストレートに届かせるような楽曲を収録したいと考えていました。」

──と、3枚目のアルバム『【電子音楽の守護神】』について語ってくれた塔山忠臣(歌とソングライター)。リード曲「シエロ・ドライブ・10050」をはじめ、さまざまな音色を交えながら展開を繰り返す「馬、馬、馬、」など充実した楽曲が並ぶが、個人的に気に入っている曲を挙げてもらった。

「「馬、馬、馬、」は電子的な仕掛け、主にリズムの面でポップなトライバル感が上手く作用した作品で、女史メンバーのJ.M.が特に気に入っています。僕が個人的に好きなのは「鈴木アルビニくん」で、「ストロベリーシンセサイザー」は実はボツ曲にしようかと悩んだほどです。なのに、今回一番賛辞が多かったのが同曲です。そういう、自分がまだ“本当のポップ”みたいなモノを、なかなか把握できないのが、作曲の面白いところだと思いました。あと、「鈴木アルビニくん」と「ストロベリーシンセサイザー」だけアナログのテレコに通して他曲よりも圧倒的にビートがデカいから好きなのもあります。」

──常に試行錯誤を繰り返し、築き上げられる0.8秒と衝撃。サウンド。完成するまでに一番変化を遂げたという「北緯821閃光、沈む。」は、どのような経過を経たのか?

「もともとただシャウトするだけの激しいサビだったのを“何か味気ない…”と言う女史メンバーの指摘により作曲し直して、今の少しマリアッチな雰囲気の歌メロに大改造しました。結果、アレンジもサビでフルートの音色を使用したりと、しっとりした激しさのある、面白い曲になったと思います。」

──ここで気になるのは作品タイトル。 “【電子音楽の守護神】”に込めた思いとは?

「ロバートモーグ(アナログ・シンセサイザーを開発したアメリカの電子工学博士)への敬愛の意味を込めています。彼のように音楽を愛し続け、実験を続けていきたいと…。」

──リリースから約1カ月がすぎ、ライヴでも披露されているとのことだが、プレイしてみての手応えや周りの反応はどういったものなのだろうか?

「当初のコンセプト通り、やはりライヴ映えする要素が多く、即戦力として早くもオーディエンスの興奮を誘っています。これからもっともっと良くなっていくでしょう。僕らが一番、楽しみにしています!!! ワンマンツアーも最高の景色にします。そして、最高の時間にします。おっぱい!」

取材:ジャガー

(OKMusic)


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