2015-10-13

「GIRLS ROCK SPLASH!!」満員の場内、六色の青春模様に観客たちも大はしゃぎ!!

10月3日(土) Shibuya egg-manを舞台に、オデッセー主催によるガールズロックバンドを集めたイベント「GIRLS ROCK SPLASH!!」が行われた。この日は、Torte&Chocolat/Le Lien/SORAMIMI/Chu's day./dolls/CREAの計6バンドが登場。
当日の模様の一部は、ツイキャスでも同時生配信。転換の合間には、「GIRLS ROCK SPLASH!!」ではお馴染みのMCハグてっぺいさんが軽妙なトークを繰り広げてくれた。終始熱狂に包まれたイベントの模様を、ここにお届けしよう。


Torte&Chocolat

Torte&Chocolatという可愛いバンド名とは裏腹に、なんて疾走感を持った荒々しい楽曲なんだ。歌声に甘い雰囲気携えながら、その曲調には、胸へ熱い想いをたぎらせてゆくロックなモードが満載。冒頭を飾った『mirror』に、いきなり嬉しい衝撃を実感。
熱を抱いたまま演奏は駆けだした。スリリングな衝動?!。何かを期待させる嬉しい高揚を『ブルース』が与えてゆく。そのワクワクが、気持ちをさらに熱く掻き立てた。自然と拳振り上げ絶叫していくのも納得だ。
胸をキュッと締めつける切なさを与えたのが、「離れていった仲間のために作った楽曲」の『カウントダウン』。楽曲自体が疾走し続けるからこそ、切なさ抱いた歌がどんどん痛みを膨らませてゆく。なんて、心を締めつける感情的な楽曲なんだろう。
会場中の人たちがタオル振りまわし大騒ぎした『picture』は、明るくポップに弾けたガーリーナンバー。キュンとコケティッシュ、その感覚に、胸もキュンキュン弾んでゆく気分!!。最後を彩った『Torte&Chocolat』の頃には、彼女たちの作り上げた、気持ちを熱くたぎらせながらも女の子している"胸キュンなハンマーロック"に思いきりヤラれていた。ロリータ然とした可愛さなのにやたら男臭い凛々しいロックスタイルって、やばくない?!
          

SORAMIMI

何故、こんなにもワクワクが止まらないの?!。爽やかな風を運ぶ晴れたポップナンバーだから?!?!。演奏が駆けだしたとたん胸をウキウキと、いや、心をググッと愛情たっぷりに押し上げてゆく甘いドキドキが、身体中を一気に支配し始めた。SORAMIMIの『Darling』、ヤバいくらいにハートノックアウトな歌じゃない?!。そのドキワクな気持ちを、さらにときめく輝きに変えたのが『Jump!』。身体が勝手にステップ踏んでゆく。もう素直に、無邪気にはしゃいでしまえばオールOKな気分っ!!
場内中の人たちが手拍子しながら身体を弾ませてゆく。フリーキーでクール、何処か祭なビートを身に抱かせる『Omm Rise』が飛び出した。
ズンと腰に響く重量感を持った演奏と凛々しさを持った歌声なのに、今にも壊れそうな切ない気持ちにも『AME』が導いてゆく。その曲ごとに、触れた人たちの感情にいろんな印象深い場面を映し出すSORAMIMI。なんて胸打つドラマを描くのが上手いバンドなんだ。
哀愁味たっぷりなバラードの始まりから一変、めちゃくちゃカラッと弾け飛ぶポップロックナンバー『J.K.P!!』へシフトアップ。サビでは、お馴染み観客たちとじゃんけんしてゆく場面も登場。一緒に歌へ参加しながら大騒ぎできるって、最高じゃない?!。最後の『はなびら』へ触れたときには、彼女たちにギュッと抱きしめられたような感覚も。短い時間の中、甘いワクワクに嬉しく溺れ続けていた。恋してるときのときめきと同じ感覚が、SORAMIMIのライブにはあるよね。

                       
Le Lien

ロリポップな衝撃!!。可愛いは最高の武器だ。その可愛いが野生味を持って挑発してきたら、熱狂を持って立ち向かうのは当然。『抱きしめてアンセム』が場内に作りあげた、甘いガーリーロックなバトル。この戦い、めっちゃワクワクさせてくれるじゃない!!。
沸き立つ気分へ熱を注ぎ込むように、カバー曲『Don't Say Lazy』を彼女たちが突き付けた。年齢的にも、まさにリアル「けいおん!」…いや、まんま「桜高軽音部」と言うべきか。曲に耳馴染んだ人たちも多く、可憐に挑発してゆく歌と演奏に、誰もが絶叫と一緒に熱い想いを返していた。
ファンたちがメンバーの名前を熱くコールする場面も登場。『がんばりDoki』は、青春の香りが胸をくすぐってゆく歌。甘酸っぱいというよりも、早春な匂いにも似たピュアな想いが、心を素直な色に塗り上げてゆく。最後は、込み上がるドキ胸な感情に高揚止まらない、キラキラロマンチックな『Everytime-きらいのはんたい-』だ。会場中の人たちがタオルを振りまわし、彼女たちと一緒に無邪気な少年少女に戻ってゆく。そういう時間、すっごく大切だなぁと思う。まさに、嫌いの反対な気分を味わえたひとときだった。

                    
dolls

未成熟な挑発ほど、胸くすぐる嬉しい興奮と高揚はない!!。とてもフリーキーでワイルドな、まさに、はすっぱなロックンロール魂をdollsが思う存分にぶつけてきた。なんて挑発的な…いや、ビッチなロックムードのもと『嘘つきSOMEDAY』を武器に、彼女たちはガンガンに観客たちを煽っていた。その刺激が、たまんないくらいにスリリングなんだよ!!
勢いを持って演奏が駆けだした、dollsのライブで熱狂を描くうえで一つのキーを握っている、Mr.BIGのカバー曲『To Be With You』だ。心地好く疾走しながら、嬉しいくらいにガーリーロックな風をブンブンに振りまいてゆく。まさに彼女たち、ワイルドなロックを身にまとうために生まれたような存在だ。
カラッと明るい、アメリカンハードロックなスタイルを持った『Just My Life!』が飛び出した。軽快に走る楽曲だが、ボトムを支える重厚さもしっかり携えている。だからこそビートに乗り、気持ちを心地好くも熱くさせてゆくのだろう。
「目の前の男たち、心して聞け!!」。カバー曲の『男』を10代の子たちが挑発ムード満載で歌いかけてきたせいか、規制線を踏み超え、ヤバい触れ合いをしてゆく気持ちにさえなっていた。一緒にスリリングな気分を味わうことが、こんなにも刺激的だとは。最後の『晴れ空ハレルヤ恋ゴコロ』でも、ヘヴィでワイルドな挑発ロックをブースト!!。刺激に飢えた人たち、ぜひdollsの掌の上で転がり続けてくれ!!


Chu's day.

ヤバい!!。ド頭から、キラキラとしたトキメキが身体中を支配していく。触れた人の気持ちに満面の笑顔の花を咲かせ、胸踊るワクワクを振りまいてくれたのがChu's day.だ。大サビで生まれた♪愛の光♪の掛け合い。『愛の光』、なんてハッピーな力を降り注ぐ歌なんだ。
その笑顔を、さらにクシャクシャになるほどはしゃがせたのが、弾むステップ止まらない『Cycling』だ。会場中の人たちがタオルを振りまわし大騒ぎ。演奏が進むごと身体中に光があふれていく感覚?!。Chu's day.の歌は、どれもまばゆい青春の輝きを胸に与えてくれる。まさに、『Cycling』に出でくる♪ハートビートは加速する♪という歌詞通りの気分だ!!
スリリングでハードな『GAME』が飛び出した。凛々しい歌と演奏。観客たちを懐へ巻き込んでゆく姿もChu's day.の魅力だが、この歌のよう攻め込む姿勢を提示してゆく様にも、気持ちは嬉しいくらいに挑発されてゆく。そう、騒ぎたい衝動を抑えられないってことさ!!
弾むワクワクが止まらない。いや、止められないんだよ。『Rocking shoes』が連れだしたのは、一緒に未来を追いかけてゆくドキドキとした想い。いくつになっても、何時の時でも、気持ちに凛々しい光を射してくれるからこそ、はしゃぐドキドキを止められないんだよ。最後の『GLORY DAYS』に詰め込んだ、鼓動を熱く叩くパワーとエナジー。メラメラと燃える感情を醒ましたくないから。またChu's day.に元気な笑顔を注入してもらいたくて、彼女たちのライブに足を運ぶんだよなぁ。


CREA

腹にズシッと響き渡る疾走した演奏が身体中の血液を嬉しく逆流させてゆく。雄々しくもスケールあふれた歌声と演奏を武器に、CREAは『リフレイン』を通し、場内へ無数の熱狂の拳の突き上げさせた。ハードロック寄りなスタイル?!。確かにその要素も強い。だがそれ以上に、存在感を放つ歌が、何よりも気持ちを武者震い立たせてゆく。それが嬉しいんだよ。続く『デドリー』でも、突き上げた拳は熱を持ったまま喧騒を作りあげていた。CREAの楽曲は、どれも懐深く広い器を持っている。その中へ包みこむ要素として、激しい唸りを誘い水にしているかのように…。
熱狂も演奏も止まらない。むしろ、『Liar Angel』を叩きつけ、さらに激しさへ棘を与えていった。それにしても、なんて挑戦的な演奏なんだろう。そりゃあ刺激を受け、拳振り上げ絶叫したくなるのも当たり前か。
今宵のCREAは、一切演奏を止めることなく攻めてきた。ヘヴィでグルーヴィなモンスターハードナンバー『REASON』では、♪叫べ♪♪強く♪と観客たちと熱い歌のぶつけあいを描き出していた。ファンたちと一緒に全力で絶叫のコール&レスポンスを描いてゆく、剥き出しのメッセージ詰め込んだ『REASON』を通した高揚の一体感。熱を帯びた場内へ、これでもかと熱い挑発を突き付けた『ReBORN』。火照った感情をそのまま撒き散らしてこそライブ!!。その様を、CREAがしっかりと示してくれた。
最後は『Windy』だ。明るく、開放的に疾走したハードドライヴィンな歌と演奏が場内に熱い唸りを描き続けてゆく。このパーティを止めたくないように、誰もが熱に浮かされ続けていた。そう、醒めたくない熱狂という熱にね…。
止まないアンコールの声を受け、最後の最後にCREAの顔とも言える『GO MY WAY!』を演奏。会場中の人たちが♪WOWOWOW♪と絶叫張り上げ、胸くすぐるハードロッンロールナンバーを全身で受け止め、全力で声張り上げ、熱狂に溺れ続けていた。やっぱCREAのライブの最後は、この胸くすぐる一体感を満喫してこそだよな!!


10月12日(月祝)には、名古屋RADHALLを舞台に「GIRLS ROCK SPLASH!!2015-NAGOYA-」を開催。
出演は、Split BoB、dolls、Hysteric Lolita、ガールズロックバンド革命、SORAMIMI、BAND-MAIDRの6バンド。当日券もあるそうなので、次は名古屋で、女たちの狂熱ぶりにまみれてくれ!!


                        TEXT:長澤智典


Torte&Chocolat

『mirror』
『ブルース』
『カウトンダウン』
『picture』
『Torte&Chocolat』

SORAMIMI

『Darling』
『Jump!』
『Omm Rise』
『AME』
『J.K.P!!』
『はなびら』

Le Lien

『抱きしめてアンセム』
『Don't Say Lazy』
『がんばりDoki』
『Everytime-きらいのはんたい-』

dolls

『嘘つきSOMEDAY』
『To Be With You』
『Just My Life!』
『男』
『晴れ空ハレルヤ恋ゴコロ』

Chu's day.

『愛の光』
『Cycling』
『GAME』
『Rocking Shoes』
『GLORY DAYS』

CREA

『リフレイン』
『デドリー』
『Liar Angel』
『REASON』
『ReBORN』
『Windy』
『GO MY WAY!』

「GIRLS ROCK SPLASH!!」Web
http://girlsrocksplash.com/

dolls
http://dolls-web.com/news
CREA
http://crea-music.com/pc/
Torte&Chocolat
http://torte-c.com/
Le Lien
http://www.lelien.jp/
Chu's day.
http://chusday.xii.jp/                            
SORAMIMI
http://soramimi-band.com/

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