ここが旅路の終点なんだろうか
それとも全ての始発駅なんだろうか
春風吹いたら、今度こそ飛べる筈さ
現実はいつでも無愛想な壁のよう

足が止まる度に明日が遠くなる
雨が降る度に心が細くなるけど
あの日の空の色、忘れた事は無い
ポケットの中でギュッとそいつを握りしめ
欠伸を噛み殺して
朝の街に立っている

波に足を攫われて
コケながらも尚、走る、走る

「太陽は一体、誰の為にあんなにも燃え盛るのか。
我々は一体、何の為に涙の唄を繰り返すのか。」

欠伸を噛み殺して
朝の街に立っている


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