憂い深く暗く
ドアを開ける俺だ
何処へだって行けると信じてる
背中を真昼の風が押す

「やれ、頑是ねえ子だ。駄々捏ねてよ。」

街は入り日の雨上がり
また静かに燃え立つ富士の山
なんて豪華な夕焼けなんだろう
だってそうだろ?なあ、そうだろう?

時を重ねて人は
訳知り顔に変わり
喜んで鎖に繋がれて
それでも夜明けを待っている

「やれ、しょうがねえ子だ。ベソかいてよ。」

街は午前の帰り道
また怒りと息吹きの陽が昇る
なんて豪華な朝焼けなんだろう
だってそうだろ?なあ、そうだろう?

躍動 怠惰 陽が沈む
安寧 狂気 陽が昇る


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