ぬりたくった嘘は 寒がりな心に着せる 最後の抗いか
こんなはずじゃないって声が宙を舞うよ
純粋な想いは時代に迷い込み プラスティックみたいな微笑みは
未来にしらけた果てに乾いた喜怒哀楽
雨雲が滑るように遠ざかり 夜空はくっきりとすみわたる
輝きを競い合う星達が無駄口を叩かず 問いかけてくる
もう 飾り立てた言葉だけじゃ 届かなくて

明日を塞がれて くすぶる想いは行くあてもないまま
過ぎた日を 巡りゆき 再び此処へ
偽りの果て 風に剥がされて むき出しの孤独は
仄かな情熱を 灯されるのを待っている 灯せ その手で

誰かの舌打ちが聞こえても ためいきを返してる暇はない
人任せの理想は蒸発 涙で湿った現実 on the run
待ちぼうけ 来るはずのないバスを 聞き分けのない子供のように
「いつまでもずっと」って 目を輝かせてはいられない
降り出した雨 理想と運命 気まぐれな風 いくつもの何故
落ちてくる日々 その中で 変わりたくて 変われなくて

高く突き抜けろ 辿り着くまでは痛みと共にあれ
温もりを 遠ざけて 明日へと渡れ
頼る事は強さ 頼り切ることは弱さと知ったいま
闇をただかきわけて 進む 賑わいを夢見て

行くと決めてから 踏み出さない足を何度も見てきた
臆病なプライドが 地に膝をつく
鉛色の夜明け 逃げ道に背を向け もういちど駆け出す
恐れを わずかに上回る勇気をかざして


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