Fatima/M:I-44

Mr:Imbalance-44

Fatima


word: Fatima music: Lay

『M:I-44』収録

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  • 「私このごろ不安であまり寝てないのよ。
    最近この街で物騒な事件がたて続けに起きるじゃない?
    私の周りの子達ももう何人が行方知れずだし、
    きっと今噂のあの男に殺されたに違いないんだわ。」

    震えた手で煙草に火を点けた彼女は泣いて「猫達に餌をあげに行かなきゃ。」と
    言った

    今じゃ国中がその男の話題で持ち切りさ
    騒ぎ立てられるのは好きじゃないがさほど 悪い気もしない
    そんな事よりあの美々しく大胆なセンスが理解されているか?
    俺は異常者でもなければ偶像でもない

    生温い夜が鳴いて誰を呼んだ?「いやもう吐きそうだ。」

    欠落した都会の灰汁に花と報いをもっと バター塗る様に
    築き上げてきた物全て失い それさえ何の意味を持たなくても

    生温い夜が鳴いて誰を呼んだ?「鳴呼、一人は嫌いだ。」

    欠落した都会の灰汁に花と報いをもっと バター塗る様に
    ずっとあの子を独り占めしてたいな 泣いていいよ枯れていいよ「そうだ、またそ
    れだ。」
    欠落した都会の灰汁に夢と愁いをもっと 無垢の咲く星に
    誰よりも綺麗なあの子の為に 俺だけが翳るように それが何の意味を持たなくて


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