故郷では雪が降る 背を向けエリを立てる
ここではからっ風が ようしゃなく打ちつける
痛さも感じない ウソも本当になる
何度でも食らってやる よけかた知らないから
カギもかけず 地図も持たず
クラクラと足がもつれ 気をゆるし家は遠く
どんどん迷い込んで 芯まで冷えてきて
流れ速いこの街で 自分に言い聞かせ
まだまだへこたれぬ こんどこそうまくやる
こぶしだけは ウソはつけぬ


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