不思議な程 君には初めから惹かれてた
蒼いガラスの向こう まるで映画のように

カフェの外は雨降り 窓を曇らす吐息
セーターの肩ごしにウェイターを呼んでいる

男はいつも言葉では
言えない生き物だけど
今日は君に言うのさ
この心を素直に…

愛し始めた頃 遠く辛く切ない
お互いの視線も探るような感じで

確かに俺みたいな奴は君に似合わない
だけど恋は案外 ふぞろいに出来ている

女はいつも溜め息で
男を振り回せるもの
この胸の曇り空
吹き飛ばして欲しいよ

夢の中 二人は恋に落ちた天使
剥がれ始めた羽 癒す愛が必要だね

穏やかな季節には心が君に走る
他の全ての事が無意味に思えて来る

冷めた紅茶飲み干し 視線を絡めてくる
言おうとしたその時 君はそっとうなづく

男はいつも言葉では
言えない生き物だけど
今日は君に言うのさ
この心を素直に…


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