静かな季節灯りがともる頃
独り何もない暗い寒くて深い場所
彷徨い続け…

それは東の小さな国で育った
特に問題はなかったはずだ
こんな怪我すぐに治して元気に狩るさ
今に見てろよ俺はまだまだやる気なのになぁ

ねぇどうしてだよそりゃないぜまだまだいけるさ
叫んだ声に反応は皆無誰も皆俺のことをそんな目で見るの
嗚呼俺もここまでか…

随分と奥まで来たなと、ここで降ろされ
今はまだ実感がない"捨てられた"
どれほど時が経ったんだろう生きる意味すら見出せずに
遠ざかる意識

そっと抱える抱きかかえるそうかお迎えか
もう未練はない天使とあの世へ
いや違うこれは確かに人間の感触
まだ生きてていいんですか

あれからもう三度目の冬
俺は立派な彼女の目になった

いつも通りに山へバッケを取りに
不意に無くなる彼女の姿

俺が居ながら見失った彼女の瞳で
褪せる山道歩けるはずがない
追いかけた探し回った遠くには行ってない
あれは黒いブーツ片方…

駆け抜ける崖の道
下った先には彼女が転げ倒れていました
泣き叫ぶ声に微かな反応を示し腕から顔を出す子犬
彼女が俺に最期に残したかけがえのないもの"生きよう"

顔を出す子犬にあの日の自分を重ね…

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