ボーヤいつまでも 泣いてばかりいないで
早く明るい 笑顔を浮かべて
ゆりかごは揺れる きれいな午後に窓の外には
真昼の白い月
おまえは限りない愛に包まれて おまえは限りなく広がる未来
神様がくれた その黒い瞳
美しく光る世界が見えるかい
おまえの母親は船に揺られて 知らない国へと消え
おまえの父親は砂漠の果てで 汗にまみれて働く

どこへも行かないで いつまでもそばにいて
背中に隠してる野良犬の子供
力を失くしてる 触ってみなよ
微かに鼓動が 伝わってくるだろう

おまえのその笑顔 何処からやってきて 何処へ消えてゆくの
いつの日か思うだろう 駆け回る草原で全てがまぼろしだと
でも僕は感じたことがある 柔らかく暖かな白い肌を
おまえの母親は 船に揺られて 知らない国へと消え
おまえの父親は砂漠の果てで 汗にまみれて働く

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