井上陽水/

神無月にかこまれて

井上陽水


word: 井上陽水 music: 井上陽水

『』収録

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  • 人恋しと泣けば十三夜
    月はおぼろ 淡い色具合
    雲は月を隠さぬ様に やさしく流れ
    丸い月には流れる雲が
    ちぎれた雲がよくにあう

    風がさわぐ今や冬隣り
    逃げる様に渡り鳥がゆく
    列についてゆけない者に また来る春が
    あるかどうかは誰もしらない
    ただひたすらの風まかせ

    神無月に僕はかこまれて
    口笛吹く それはこだまする
    青い夜の空気の中に 生きてるものは
    涙も見せず笑いも忘れ
    息をひそめて冬を待つ


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