記憶は大切だから捨ててしまおう
四季だって捨ててしまおうか どの季節にもあなたの匂いがした

これから僕がどうやって生きていくのか
すべては運命ってのに委ねてもいい?

乾かない瞳では目の前すら滲んでいくんだ

側にいないあなたの幸せなんか願えないのは僕が小さいだけかな?
希望もなく光もない それでもその明日にあなたがいればいいのに

性懲りも無くまだ僕は寝ては起き
あなたがいない今日という日を呼吸している

棘のあるあなたを僕は気付かず抱きしめていたんだ

ここは暗く長い出口のないトンネル 微かだっていい 明かり灯してくれ

側にいないあなたの幸せなんか願えないまま光を探せはしないから
出口の先 そこにあなたが居ても立ち止まらない
交わす言葉もない僕らの頬をつたう涙

時が流れゆく 雨が流してく あなたの匂いも


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