ゆらゆら浮かぶ月が臆病な僕を見てた
そうやって泣いてたって何にも始まりやしないよ
ふらふら彷徨うまま劣等生の僕が征く
探しているんだ 魔法の歌を

ありきたりなメロディーじゃ何も君の胸には響かないらしい
逃げ出したくなって塞ぎ込んだ
僕は何をしているんだろう
暗い砂漠に迷い込んでいつの間にか独りぼっち
破り捨てた五線譜にはいつか描いた夢があった

風船みたいに膨らんだ不安に怯えている
捻れたこの心じゃ何も歌えないよ

ゆらゆら浮かぶ月が臆病な僕を見てた
そうやって泣いてたって何にも始まりやしないよ
ふらふら彷徨うまま劣等生の僕が征く
探しているんだ 魔法の歌を

躓き転んだ先で音色のカケラが光った
繋ぎ合わせて奏でるのさ
僕のミュージック

夜の終わりの切れ間から太陽が顔を出した
立ち上がって前を向いて
どうにか歩き出せるようだ
何千年とその先も僕の歌が響き渡る
そんなふうになれたらなぁ
朝が来て 心の奥
雨上がり 虹が架かる
見つけたんだ 魔法の歌を


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