蜥蜴が鳴いた夜に
あてもなく歩くうちに
群れからはぐれてしまった
透き通る闇の向こう
呼んでる笑い声に
すすんで騙されちまった
これだけは失くすものかと
ずっと抱えていたはずなのに
ここからいつかは
抜け出せるかな
わずかな記憶をたどって
いこうぜ
四月の雨なら
寒くはないよね
今ならまだ追いつけるはずさ
闘うことも忘れ
怯えて過ごす日々に
鎖の痕は染み付いた
今頃はどこかで星を見てるよ
まばたきさえ忘れているよ
いこうぜ
四月の雨なら
寒くはないよね
今ならまだ追いつけるよ
ねえきっと
別れの朝には
君に手を振るよ
それまでこのままいさせて
足掻け
ひきずれ
僕の抜け殻
ここには
帰る場所はない
四月の雨なら
寒くはないよね
今ならまだ追いつけるはずさ
きっと
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