昔観た映画の とある一コマだったか
それともこの命に繋がれた記憶だか

夢から醒めるたび この現は少しずつ
他人事みたいな眼で僕を煙に巻くんだ

神の戯れだけで産まれたこの命を
涙や後悔や 笑顔で飾り立てるも

何か足りない日々 目的地があるのなら
すぐに連れてってよ 何か言ったらどうだい?

あの名もなき雲は きっとすべて知ってる
それ以外何一つ語らずに 真っ白でいるはずがないだろう

君とならば歩める気がしてしまうのは
運命だとか恋路だとかそういうもんじゃなく

ただ 「初めまして」のその声が「ただいま」のように
懐かしくて恥ずかしくて 離れないからで

殴り書きのストーリーの 結末へと

なにか足りないんだ これだけ溢れてるのに
命を終える時は「完成」か「脱落」か?

次から次へとさ 立ちはだかる苦難苦闘
君らは悪役か はたまたエンターテイナーか

意味や目的など 見つかる気もしないけど
君がなってくれる それならば 何度でも 火の中でも

叶わない願いたちだけでできた毎日に
なおも奇跡起こそうと企む戦士たちが今

もがき抗うその中で上がる火花を
遠い彼方 神々たちよ 眺めてればいい

例え線香花火くらいにしか見えなくたって
構わないから

どれだけ世界が 悲鳴あげようと
次から次、悲劇を テーブル並べる
あなたはねぇ誰

君とならば歩める気がしてしまうのは
運命だとか恋路だとかそういうもんじゃなく

ただ 「初めまして」のその声が「ただいま」のように
懐かしくて 恥ずかしくて 離れないからで

殴り書きのストーリーの 結末へと


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