冷めた雨粒が
吹き抜けるように夜をたぐって
君の両肩に
伸し掛かるように鈍く残って


消えたひかりから
振り払うように闇を拭う
束の間のため息が白く漂って
空に戻るまで
ただ空に戻るまで

確かめるように肌に触る
帳のなかで

酷い夢
取り残されたように笑う
朽ち果てる前の色々
長い雨の後に七色の架け橋
恐る恐る 未来を思って
目を開く

寝静まった街に響く音
不規則な粒の波に浸って

震える瞼
帳のなかで

酷い夢
取り残されたように笑う
朽ち果てる前の色々
長い雨の後に七色の架け橋
恐る恐る 未来を思って
目を開く


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