-青年 嗚呼君は 一体何処に向かってんだい?-
照明 おぼつかない足元に確かな光が欲しいのに
正面にあるのは この世界を囲んでる無色透明な壁
当然目に見えない 正しさを探れば誰かが笑って
公然 悪者は 揃いも揃って後ろ指刺されて
表面だけを見る 意味の無い講義を受けるだけの
無駄な時間ならば “このまま”

I say
こんがらがったこの世界の果てで
ニクを切らせては死を愛でる
正解なんて 無いのに 溶けた 酸素だけじゃ
息が出来なくなるから さぁ どうする?
幼い僕の声は 哀れにも水に落ちた
夏の虫だ 濡れた羽根は 時と共に沈む

-青年 嗚呼君は 一体何を見つけたんだい?-
照明 おぼつかない足元に確かな光が灯ったら
正面にあるのは この世界でただ一人無色透明な君
突然動き出す 歯車の群れは同じリズム刻み
必然かの様に 溜息と煙を酒の肴(あて)にして
一面を飾った 誰が書いたのかも分からない文字を
得意気に嘯(うそぶ)く

I say
とうに狂ったこの世界の縁(ふち)で
交差したのは 春の縁(えにし)
季節は戻らないから あとは進むだけなのに
もがけば囚われて
閉じた心に触れた瞬間 君と結んだ運命
簡単に真相究明 出来ない

-世間の興味 祭りの賞味 忘れ去り 金魚鉢-
“今更”だって “手遅れ”だって
誰かがやらなくちゃ 誰も動かせない“未来”
泣けないね 苦しいね 逃げたいね
頼りない僕の手を取って “このまま”

こんがらがったこの世界の果てで
ニクを切らせては死を愛でる
正解なんて 無いのに 溶けた 酸素だけじゃ
息が出来なくなるから
とうに狂ったこの世界の縁(ふち)で
交差したのは 夏の終わり
繋がり合った 縁(えん)を 共に 止まりながらも
歩いて行くよ
正真正銘 正真正銘
終わりを終える

-青年 嗚呼君は いったい何処に向かって…-


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