2013-07-21

【THE MICRO HEAD 4N’S】結束力を強めた5人が第2章に突入!

 FANATIC◇CRISIS、DASEIN、D’espairsRayのメンバーが結成したTHE MICROHEAD 4N’Sの待望の2ndアルバムが発売! 結成2周年を迎えた彼らのバンドへの熱がまんま音に変換された新作についてメンバー全員に語ってもらった。


──ハンパないエネルギーが放出されている2ndアルバム『-REVERBERATIONS-』が完成しましたね。ミクスチャー、インダストリアル、エレクトロ、ヘヴィロック、ポップチューンまでジャンルは多岐にわたっているのに統一感があって、ライヴを観たくなるような構成で。

kazuya「1stアルバムを出した時から、ライヴ用に曲を増やしていってたんですよ。こういう曲があったら、もっと喜んでもらえるんじゃないか、盛り上がるんじゃないか…って作っていったのでライヴっぽいっていうのは必然かもしれないですね。」

Ricky「ライヴに足りなかった曲を作っていったのが始まりで、そういう曲たちが成長していったので、ある意味2軍で控えていたヤツらが鍛え抜かれて、やっと1軍入りしたようなアルバムですね。」

kazuya「レコーディングするにあたってバランスを考えて、相当アレンジもメロディーも変わってますからね。SHUN.さんがMVを撮りたいと力説した「雷鳴」という曲は代表曲を意識したアプローチにしたし、「ユメノツヅキ」という曲はシングルをイメージして作って、ラジオで流れても分かりやすいポップなアプローチにしたり。あと、SE的なインストがデジタルなナンバーに仕上がったので、それに合わせて音やアレンジを考えていったところもあります。」

TSUKASA「1stアルバムと比べたらデジタルな匂いの曲が増えましたね。僕ら、ベテランとか、経験値が高いって言われてるんですけど、日々成長し続けていっていると思うんです。2ndアルバムには最新のTHE MICRO HEAD 4N’Sが一番カッコ良いかたちでバーンと出たなって。」

ZERO「ほんとにいろんな人に聴いてほしいですね。偶然、これを読んでる人は聴く運命にあります(笑)。」

──それぐらいの自信作だと。TSUKASA さん、SHUN.さんは作詞にも挑戦してますね。

SHUN.「kazuyaに“ミディアムでヘヴィな曲を作ってほしい”ってリクエストされて作ったのが「I’m like a bird in a cage &U too」という曲なんですね。歌詞がないままライヴで演っていた曲でRickyがずっと宇宙語で歌ってたんですよ。それを僕が全部、カタカナに起こしてから詞にして(笑)。」

Ricky「曲がだんだん成長してきたんでね。やっと意味の分かる歌詞を付けてもらえて(笑)。」

SHUN.「最初から自分で書けっていう話だよ(笑)。」

──TSUKASAさん作詞の「Calling」はライヴで言うと中盤のポイントにくるようなミドルバラードですね。

TSUKASA「このバンドを組んだ時から、こういう曲を作りたかったんです。僕ら、それぞれ前のバンドを解散して集まったから、ファンのみなさんも含めてどん底の時期を経験してると思うんですよ。挫折を乗り越えて、この5人が集まったのは運命だと思ってるので、どんなに落ち込んでも未来が呼んでいるっていう想いを込めて“Calling”というタイトルを付けました。もう歌詞のネタがないので、当分、作らないと思いますけど(笑)。」

Ricky「マジで? 出し切っちゃった?(笑) でも、今、TSUKASAが言ったように、それぞれバンドを解散して、どうしようかと思っている時に偶然出会ったメンバーなんですよ。それが這い上がって、ここまできているのは誇れる物語だと思うので、“頑張ろう”っていうダイレクトなメッセージが多いですね。「CurtainCall」も、もろに自分たちのことを歌った歌詞なんですけど、全員で力を合わせていこうっていう想いと、バンドとして第2章に進みましょうっていう意志が込められています。」

──新たな章に突入したということですが、その区切り目というのは?

kazuya「簡単に言うと第1章ではバンドを結成して、音源を作って、“こういうバンドを組みましたよ”って自己紹介的な意味での全国ツアーをして僕たちを待っていてくれる人に会いに行ったんですね。TSUKASAとZEROが海外ライヴの経験が豊富なこともあって、ヨーロッパにもツアーに行けて、挨拶回りが終わった。じゃあ、次の段階に行こうと。それが僕の中での第2章ですね。」

──なるほど。アルバムのタイトルを“反響”、“残響”の意味を持つ“REVERBERATIONS”にした理由は?

ZERO「僕らの2周年記念ライヴが“REVERBERATIONS”というタイトルだったんです。結成した頃は、それぞれのバンドが好きだった人たちが応援してくれていたと思うんですけれど、2年経った今、僕らをひとつのバンドとして見て向き合ってくれている人も増えているし、それがもっと大きな反響を呼んで、広がっていってほしいという想いで付けました。」

Ricky「1stアルバムはどちらかというとキャッチーな曲で統一されていたと思うんですけれど、今回のアルバムはかなりヘヴィな曲もあれば、デジタルな曲もあるし、バラードもあるし、相当幅が広がってますね。2ndアルバムまで辿り着いたこともある意味では成功なのかもしれないけれど、まだまだ。僕ら、もっと行けると思っているので。」

──では、そんなバンドがズバリ、目指すところは?

kazuya「結成当初から言ってるのは10代の感覚に戻ってバンドをやりたいって。難しいことは考えずに、とにかく楽しいことがやりたいですね。バンドの看板背負ってきたメンバーばかりで音楽的には安心しているので。」

TSUKASA「プレイ的にはみんなアグレッシブだけど、一緒にいると家族の匂いがしますからね。」

kazuya「バカも言えるメンバーだしね。だから、THE MICROHEAD4N’Sをひとつの遊び場だと思って、聴く人も気軽に乗っかってきてもらえれば嬉しいかな。」

取材:山本弘子

(OKMusic)


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