2017-12-27

CYNTIA、 無期限活動休止

CYNTIAが活動を無期限休止することが発表された。兼ねてからYUI(Gt)が右腕の不調を訴え、数多くの病院を周りながらも原因不明のまま活動を続けていたが、約1年半前にフォーカルジストニアと診断された。

フォーカルジストニアとは、中枢神経に障害をきたし身体の一部分が正常に機能しにくくなる病気で、音楽家に多く見られる病気の一つ。 YUIの場合は、ピックを握ると自分の意思と相反して右腕に過剰な力が入ってしまい、力の抜き差しができなくなって手首や指が硬直してしまう状態に陥っていた。それでもCYNTIAでギターを弾きたいというYUIの想いから活動を続けてきたが、近頃ではその状態で無理やり弦にピックを当てようとするプレイに右腕が耐えられなくなり、日常生活においても腕の硬直や痺れ、指の開閉に伴う違和感などの障害が発生するようになった。

メンバー・スタッフ一同、幾度となく協議を重ねたが“YUIが今後もアーティストとして活動していくために、一刻も早く治療に専念してもらいたい”、“YUIが居ない状態のままCYNTIAで活動していくのは不可能”というメンバーの想いから、無期限活動休止をとなった。

なお、今回の決定を受けて音楽誌『BURRN!』編集長の広瀬和生との対談イベントが2018年1月13日(土)に開催されることも発表された。詳細はオフィシャルHPにて。

■【CYNTIA コメント】

■Gt:YUI
いつも、CYNTIAを応援していただきありがとうございます。
ずっと誰にも気付かれないように秘密にしてきましたが、私の右腕は「フォーカルジストニア」という病気を抱えています。生きている中で一番誰にも知られたくなくて、誰かに気付かれてしまう事がいつも怖くて、ずっと隠して今日まできました。それでも私はギターを弾く人生を歩みたくて、もうこんなわがままは絶対言わないから、少しだけ私にお休みを下さい。
本当は私が脱退をして新しくギタリストを入れて新体制CYNTIAとして再出発をする道を選んで欲しいってメンバーに相談したんだけど、「活動休止」という道を選んでくれた・・・と、いうより「活動休止」という道を、これから一緒に歩んでくれます。感謝しかない。
今、私の右腕は思うように動かないんだけど、ちゃんと戻ってくるから、ちょっとだけ待っててください。
「何で自分がこんな目にあうんだ」とかなんて思ってもしょうがないし、運命なんかを呪おうものなら、そんなくだらん呪い、夢を叶える事でしか報われないし、私はギターを弾く人生を歩むことしかできません。
夢は尽きないし、いつでも夢は追い続けるためにあると信じています。
人生の色々あるストーリーの、本当に余計な「色々」が今来たと思って、早くこの日が過ぎ去って笑い話になるように、私頑張ります。
私、頑張るからさ、変わらず応援を宜しくお願い致します!よろしくっ!!!


■Vo:SAKI
この様な形で、この様なタイミングでお知らせをすることになってしまい、本当にごめんなさい。
YUIの病気や経緯については、発表になっている通りで何の偽りもない事実です。
私も最初は全く聞いたことがない病名で、自分なりに色々調べました。
ステージで元気にギターを弾く姿を見ている皆さんは、まだ弾けるんじゃない?って
思われるかもしれませんが、病名を文字で見ているだけなのと、実際にその最中にいるメンバーを目の当たりにするのは全然違くて、彼女はとても苦しんでいたし、かなり無理をしていました。
Urban Nightツアーでの東京公演の当日リハ中に、腕が固まってしまって無理やり動かそうと顔をくしゃくしゃにしてまでなんとか動かそうとしていた時とか、思わず身体を引っ張って「もう無理して弾かないで」って言ってしまったこともあったし、ピックが握れなくなったり、ご飯を食べてる時にお箸が持てなくなっていたり、そういう姿を近くでずっと見ていたので、今はもう治療に専念して欲しい、と言うのがわたしの本当の気持ちです。
本当にギターが好きで、ご飯を食べている間もずっと練習しているような人だから、この病気になって一番辛く葛藤しているのは間違いなくYUIちゃんだし、私は彼女がもとの様に自分の弾きたいことを意のままに弾き倒せるようになるまでしっかりと休んでもらいたいと思っています。
YUIちゃんは「他のギタリストを探して、活動を継続して欲しい。」って言ってくれたんだけど、CYNTIAとして活動していく中で、YUIちゃんのギターの旋律が無いっていうのはわたしは全く考えも想像もできないし、彼女があってこそのCYNTIAだと思っているので、それは他のメンバーも同じ想いで、この決断になったのだと思います。ファンのみなさんに、このお知らせを発表しなければいけないことが、あまりにも苦しすぎて年甲斐もなく泣き腫らしてしまったし、でも辛いのはみんなだよね、本当にごめんなさい。
どうか、みんなのことを変わらずに応援していただけると嬉しいです。
私も何らかの形で歌うことは辞めずにいたいと、思っています。
今は、YUIが完治するよう、応援していきます。


■Ba:AZU
今回、皆様にこのようなことをお知らせしなければならないのは、本当に残念でなりません。
そして、本来ならば皆様の前でライブを行い、バンドの一区切りを迎えるべきである事は重々承知しておりますが、その機会もなく無期限活動休止期間に入ってしまうことを、大変申し訳なく思っております。
最初にYUIさんから病気の事を聞いた際、 「公表せず頑張りたいんだ」 と言われ、それを有言実行している姿を見て、尊敬すると共に、時々辛そうな時もあったので心配していました。
続けていく大変さもある中で、足を止めてお休みするっていう決断も、さぞ勇気のいる事だったと思います。
たくさん悩んで出した答え、しっかり受け止めて、YUIさんがいつ戻ってきても大丈夫なように、準備しておくのみです!
私はそれまで、CYNTIAを応援してくれている (これからもきっと応援してくれるよね!) みんなと、みんなと私を繋いでくださった沢山の関係者の皆さまに、
少しでも恩返しができる自分になれるように、努力するのみです。
YUI頑張れ!!

■Key:AYANO
CYNTIAを応援してくださっている皆様、いつもありがとうございます。
そして、今回の発表、本当にごめんなさい。
2011年の結成から約6年半、最初は故郷も、それまでの経歴も、音楽の趣味も色々、そんな普通に過ごしていたら出会わないようなメンバーが集まってただただ、キラキラした憧れや夢を重ねてがむしゃらに走り出して始まった私たちでした。
それが日々を過ごすうちに、新しい作品を皆様に届けたいと動くたびに、このメンバーだからこそ伝えられることがあるんだ!このメンバーで作ったものは全部いつのまにか"CYNTIA"になる、そんな確信を持てる程の大切な大切な存在になっていました。
ピックでギターの弦をはじく、シャカシャカという音が常にCYNTIAには響いてました。
どれだけギターを愛してるのか?!本当に無尽蔵の愛でギターを弾くYUIちゃんが大好きで、
私たちが期待する何倍もの音で応えてくれるYUIちゃんのギターがたまらなく好きです。
彼女から手のことを打ち明けられた時、真っ先に彼女の存在無しではCYNTIAでいられないと感じました。
バンドがどんどん輝いて、音を聴くだけで姿を見るだけで、発信する何かが誰かのパワーになる。
CYNTIAもそうやって応援してくれる皆と一緒にめちゃくちゃデカイ熱ポジを創り続けていくんだと思っていましたが、誰が欠けてもCYNTIAではいられないから、立ち止まることを決めました。
彼女の気持ちを考えると本当に言葉にできないのですが、今はとにかく治療に専念して、また思う存分にギターを弾き倒すYUIちゃんを見せてほしいと願ってます!
今まで一緒に熱ポジを創ってくれて 本当に! 心から!ありがとう!!

『CYNTIA YUI× BURRN!編集長 広瀬和生氏 スペシャル 対談(仮)』

2018年1月13日(土) 東京・南青山Future SEVEN
入場料無料
受付期間:2017年11月13日(月)20:00〜 2018年1月13日(土)18:00
※Full moon会員様優先でご案内させていただくため、立ち見の場合がございます。



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