2018-05-04

油断禁物!ストーカーが主人公のMV

新生活を始めて少し慣れてきた方、ゴールデンウィークで羽を伸ばしてお出かけを楽しんでいる方、戸締りはしっかりしていますか? 今回は、ストーカーが出てくるMVをピックアップしましたが、改めて油断は禁物なんだなと思わされました…。遠出の際はもちろん、ちょっとした外出時にも鍵を閉めて!と注意を呼びかけたくなる気持ちです(泣)。

■「プラマイ」(’15)/aiko

ストーキングしている元カレの髪の毛を食べるという驚愕のシーンが話題を呼んだこのMV。ここだけ切り取るとかなり重度のストーカー女子に見えるけど、悲しい目をしながら彼を追う一面と、彼に会った時の生き生きとした表情を見ると、行き場のない愛おしさに苦しむ気持ちがよく伝わってくる。階段で泣き崩れたり、歌詞の《一種の病か心の果てか》というフレーズからも悪いことをしてる葛藤があるのが分かって、見ててつらい! でも、共感する部分もある! そんな複雑な乙女心を忠実に表現するaikoならではの作品。

■「妄想日記」(’13)/DIV

2013年に若手ヴィジュアル系バンドを中心とした10組のアーティストがシドの「妄想日記」カバーを同時にシングルリリースをした際に発表された、DIV(ダイヴ)による「妄想日記」のMV。楽曲はパンキッシュなアレンジが加えられ、攻めの姿勢を感じるが、MVはCHISA(Vo)に夢中の女の子がSNSを使ってストーキングをするという妙にリアルなもの。誰からも見られてしまうSNSに書き込むことで、混乱を招くのを楽しむような笑顔を見せているが、終盤の何かに気が付いたような表情も気になるところ…バンドのファンなら少し身近に感じてしまうスリルがあるかも!?

■「Animals」(’14)/Maroon 5

ここにきてストーカー男子が登場! アダム・レヴィーン(Vo&Gu)にストーキングされる女性に、実の妻であるモデルのベハティ・プリンスルーを起用した斬新な役まわりだが、そんなことも忘れるくらいに映像は不気味。精肉店で働くアダムが、来店したベハティにひと目惚れをして家まで追ったり、店内の倉庫で妄想をしたり、最後には彼女が参加するパーティーに入り込んで何事もなかったかのように出会ってしまう。どこまでが妄想でどこからが現実なのかも曖昧なまま進んでいくので、これがすべて現実だったらと思うと気味が悪いですね…。

■「ドキュメント」(’11) /サカナクション

収録アルバム『DocumentaLy』のリリースからは7年経っているけれど、2018年3月にリリースされたベスト盤『魚図鑑』にも収録されているので、このタイミングで改めて頻繁に聴いている方もいるのでは? これまでは歌詞からしてストーカー気質がある楽曲が多かったのに対して、今回はMVを観てから“この歌詞ってそういう解釈もあるの!?”と印象が一変するパターン。ストーカー女子が山口一郎(Vo&Gu)の自宅に入り込んでマグカップを舐めたり、洗面台の髪の毛を燃やしたりと、ちょっと理解しがたい行動から異常な執着を感じます。勝手に操作しているタブレットには、山口のプライベートな写真もあるのでお見逃しなく!

また、おまけでもう一本ご紹介したいのが“ストーカー”と聞いたら外せない、阿部真央の「ストーカーの唄~3丁目、貴方の家~」。片想いとストーカーの境界線は難しいけど、ギリギリアウトなラインの女の子が登場します(笑)。アップされているのはYouTube Space Tokyoでの弾き語り動画で、ぜひMVも観てみたいところ! とは言え、やっぱり現実ではストーカーには気を付けましょう…。

TEXT:千々和香苗



【関連リンク】
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