2018-05-11

FLOWER FLOWER、サプライズだらけの初ワンマンツアーが終幕

5月9日、Zepp Tokyoにて『FLOWER FLOWER インコのhave a nice dayツアー 』の追加公演で、実質ファイナルのとなるライブを開催。大勢のファンで埋め尽くされた会場で全20曲を披露した。このツアー全公演で、YUIのセルフカバーとして「CHE.R.RY」が披露されているからか、追加公演では“ひょっとしたら?”という声も聞こえる中、開演時間約5分程度を過ぎて、FLOWER FLOWERはyuiを先頭にいつもどおりさりげなくステージに登場し、3月にリリースされた2ndフルアルバムの一曲目をかざった「命」からスタート。ギターは持たず、ハンドマイクでまさに命を削るように歌うyui(Vo&Gu)の独特な印象的な儚い声に酔いしれている間に、すぐさま「パワフル」をパフォーマンスし、人々の葛藤を歌う「マネキン」へと続く。

そして、FLOWER FLOWER活動当初から演奏していた「コーヒー」。この曲はアルバムでは歌詞が一部アレンジされていたが、ライブではオリジナルの歌詞で歌われることが多い。その後1stアルバムからの曲もはさみつつ、クールなMCに決めていたというyuiは“映像もあるので、そちらも楽しんでください”と言葉少なめにZepp限定演出の映像を使用した曲など披露。

ところが、クールを持ち合わせていないと自負したyuiは“我慢できないからしゃべるよ”と砕けたMCを展開するも、その先を考えていなかったため、ステージは独特の間が織りなす不思議な空気に。これもFLOWER FLOWERのライブには本来つきものの時間でもある。そしてライブも終盤に差し掛かり、スタジオ録音とは全く異なる「バイバイ」を歌唱した後、yuiは“終わりたくないよー!”と叫び、名残惜しみながらも本編ラストの「小さな窓」が終わる。

すぐさま照明が落とされ観客のアンコールが巻き起こる中、yuiは最近同じステージで共演したTOSHI-LOW(BRAHMAN)のモノマネをしながら登場。そしてなんと、ファンの“ひょっとしたら?”を感じ取ったのか、突如YUIの「Rolling star」のサビを歌い始めたyuiは“本当に練習していないの”と言いながらも、観客からは大きな歓声が巻き起こった。

アンコールではもちろん「CHE.R.RY」も演奏。オーディエンス煽り、サビを大合唱、メンバーそれぞれのソロパートも盛り込まれた特別バージョンだった。最後、メンバーは“みんな最高です。ありがとうございました! 僕ら、2018年このまま突き進んでいくのでよろしくお願いします!”(mura☆jun)、“応援してくれてありがとうございます! 今年もガンガンいくのでよろしくお願いしまーす!”(mafumafu)、“このツアーこそがはじまりだと思ってます。なので、これからも飛ばしていくのでよろしくお願いします! ありがとうございました”(sacchan)、“すぐに会えるのを楽しみにしています! 本当にありがとう。感謝しかないです”(yui)とライブを締め括った。ファンの歓声と鳴りやまない拍手に包まれながら、ハプニングありサプライズあり涙、笑い、そして変な間もありのツアーは幕を閉じた。

ガンガン飛ばしていくと言っているFLOWER FLOWERのサプライズは近々にも用意されているという。また、このツアーに合わせて開設された期間限定のインスタグラムでは、今後ツアーを振り返る企画も実施予定とのことなので引き続き注目だ。

【セットリスト】
1.命
2. パワフル
3. マネキン
4. コーヒー
5. アイス
6. とうめいなうた
7. 地図
8. 神様
9. あなたと太陽
10. 産声
11. スタートライン
12. 月
13. 踊り
14. 時計
15. バイバイ
16. ひかり
17. 小さな窓
<ENCORE>
1. 素晴らしい世界
2. CHE.R.RY(YUIカバー)
3. 炎



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