2011-09-20
ステレオポニー、恩人の死と向き合い、決意を新たにした ステレオポニー初のバラード
映画『天国からのエール』の主題歌でもある、シングル「ありがとう」をリリース。最後まで伝えることのできなかった大切な人への想いを込めた、感涙のバラードに仕上がった。
──「ありがとう」は、ステレオポニーの育ての親である仲宗根 陽さんの実話をもとにした映画の主題歌ですね。
AIMI 仲宗根さんのことは、みんな“ニイニイ”と呼んでいて。恩師と言うには固すぎるし、家族みたいな存在でした。だから、2年前にニイニイが亡くなって、いつかニイニイのことを歌にしたい、しないとダメだと思っていたんです。でも、ニイニイに伝えたかった言葉は一曲には収まりきらないし、逆にそれをひとつの曲にしてしまうのは怖いという気持ちもあって、なかなか踏み出せずにいて。でも、この映画をきっかけにやっと作ることができました。
──ステレオポニーも練習していたという、仲宗根さんの作った“あじさい音楽村”はどういう場所だったのですか?
AIMI みんなが通っていた学校のすぐ裏にあって。もともとはお弁当屋さんで、10年くらい前から音楽スタジオもやっていたんです。白いベンチがあって、いつもみんなそこでお弁当を食べて、他愛のない話をして。バンドの練習して、勉強を教わったりもしたし。寝る時以外はずっとそこにいたので、本当にみんなのおうちみたいな場所でしたね。
──歌詞には、その白いベンチも出てきますね。
AIMI あじさいといったら、白いベンチだよね。
NOHANA ベンチでさんぴん茶を飲んで、しゃべって。
SHIHO その白いベンチにはニイニイの特等席もあって。そこは誰も座っちゃいけないんです。
──練習スタジオは手作りだったそうですが、それは自分たちの手で建てたのですか?
NOHANA 初期のスタジオは当時の先輩たちが建てて、もうひとつあるスタジオは自分たちも参加しました。ひと夏をスタジオ作りに費やした感じですね。高校の登校時間よりも早く行って、スタジオを作って、練習してっていう。
SHIHO 自分たちでセメントを練ったり、コンクリート運んだり、ペンキ塗ったり。結構な力仕事もやったよね。
AIMI その時にいつも履いていたズボンは、良い感じにペンキが付いていて。それは今も宝物です。
──そんな「ありがとう」はアコースティックのバラードで、しっとりとした楽曲ですね。どんな気持ちで作ったのですか?
SHIHO 伝えたい想いというよりも、ニイニイに対する自分の中の感情を大事に演奏しました。心の中のいろいろな感情って、ちゃんと込めれば音から伝わるんじゃないかと。録った後には、力強さの中に優しさもある良いテイクだったとみんなから言ってもらえて嬉しかったです。すごく良い経験になりました。
NOHANA ニイニイは、いつもみんなのことを見てくれている人だったから、今も見守ってくれていると思いながら、温かい眼差しを感じて演奏しました。
AIMI 歌は沖縄で録って。みんなでニイニイのお墓に行って、“ニイニイ録ってくるね”って、挨拶してから録ったんです。沖縄っぽいメロディーの部分は、自然と出てきたもの。もしかすると、デビュー前に沖縄で曲作りしていた時の気持ちと近かったのかなって思います。
──《お願い神様つれてかないで》のくだりは、聴いているほうも泣けてしまいます。
AIMI 実は、最後の最後までニイニイは容態を私たちに知らせるなと周りに言ってたみたいなんです。だから、私たちはずっと何も知らず、ニイニイはいつも通り元気なのだろうと思っていて。それで、連絡を受けてすぐニイニイのもとに行ったのですが、最後の瞬間には立ち会えませんでした…言いたいことがいっぱいあったのに!って、その時はそんな気持ちだったんです。でも、こうしてその時伝えたかった気持ちを込めることができたし、それをみんなに聴いてもらうことでやっと向き合えたし、またここからスタートできるって思いました。
──きっと天国で聴いて“よくできた”って言ってくれるのではないですか?
NOHANA いやぁ~、それはないでしょう(笑)。
AIMI “よくできた”なんて絶対に言わないよね。そういうことを口にする人じゃないから(笑)。
SHIHO 基本的には厳しいけれど、ふとした行動や言葉にすごく優しさがある人でしたね。きっと笑いながら“もっと頑張れ”って言ってるんじゃないかな?(笑)
──カップリング「ツキアカリノミチシルベ」のアコースティックバージョンも含め、今回は一枚を通して、すごくしっとりしたバラード作品になりましたね。
AIMI 10代の頃は、静かな曲をやるという考えはなかったですよね。抵抗があったわけではないけど、ちょっと違うっていうか…賑やかな曲のほうが好きだったし。でも、今回をきっかけにこういう静かな曲をステレオポニーでやるのも良いなって思うようになりましたね。もっともっと歌っていきたいと思う一枚になりました。
SHIHO バラードは聴くのは好きだけど、自分でやるとなると結構難しくて。勢いだけじゃダメで、今回もサビでバーンと行きたくなるところをセーブするのが大変でした。もっといろんなタイプのバラードにチャレンジしてみたいです。
NOHANA 新しい挑戦になったし。今までのステレオポニーを知ってる人たちが、一体どういう反応をしてくれるのかなって。すごく楽しみですね。
──10月から始まるツアーが見ものですね。
NOHANA 対バンツアーはあったけど、ワンマンツアーは1年半振りくらいです。
AIMI もっとお客さんと近くなれたらなって。ワンマンだからできることをいっぱいやりたいなって思います。
SHIHO まだライヴでやったことのない曲がたくさんあるから、それをやるのが楽しみだし。とりあえず、ぶっ飛ばしたライヴにするつもりですので、よろしく!
AIMI 少し大人になったライヴを楽しみにしてください。
取材:榑林史章
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DIR EN GREY / 『「楓」~if trans…~』
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「惨劇の夜」のオリジナル版はそもそもCDシングルやアルバム未収録で、ベスト盤にも収録されておらず、映像作品『「楓」~if trans...~』にのみ収録されているためサブスク配信はありません。代わりに歌詞が変更された「霧と繭」は、ミニアルバムMISSAに収録されているためサブスクなのでも聞くことが出来ます。
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Mrs. GREEN APPLE / 『青と夏』
Доброго времени суток, коллеги!
Сегодня хочу затронуть тему, которая долго меня увлекает — что посмотреть в Китае.
Эта держава с многовековой историей и культурой открывает массу потрясающих
мест, которые стоит изучить. Поделюсь своими наблюдениями и эмоциями,
которые, надеюсь, будут полезны и интересны.
Если говорить о must-see, то трудно обойти вниманием Великую китайскую стену — воплощение силы и стойкости, восхищающий своими масштабами и потрясающими
пейзажами. Кроме того, нельзя
не отметить Запретный город в Пекине —
истинный архитектурный шедевр, где каждый элемент наполнен древней историей.
Эти [b]достопримечательности[/b] олицетворяют дух нации
и наполняют невероятной энергией
путешественника.
В заключение хочу отметить, что Китай — это страна, где любой обнаружит что-то
особенное: от бурлящих мегаполисов до
мирных старинных деревень.
А как вы считаете? Какие места в
Китае создали на вас самое сильное воздействие?
Будет интересно услышать ваше мнение
и рассказы!
их Хорватии в Словакию
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