2018-11-23
DEZERT LIVE TOUR 2018「What is ”Today”? 」TOUR FINAL 11月18日 Zepp DiverCityライヴレポート
それはもう、真摯過ぎるくらいに。この夜のDEZERTがひとつの真理として導き出してみせた“今日”という概念は、揺るぎないほどの存在感と説得力を持った音像というかたちで、生々しいリアリティと共に我々へとダイレクトに伝えられることととなった。
DEZERTというバンドに関しては、フロントマン・千秋の発する冴えた毒舌やら、何かと刺々しいバンドとしてのイメージが先行しがちなせいか、いまだ“取っつきにくい”と感じる人たちもそれなりに多いのかもしれない。
だが、今夏に発表された最新アルバム『TODAY』でDEZERTが表現してみせたものとは、きっと何処かの誰かが思っているよりもずっと素直で、随分と真摯なものであったのではなかろうか。
そんな『TODAY』の発表後、彼らは8月から9月にわたり全国にて[DEZERT LIVE TOUR 2018「What is “Today”?」]を展開してきたことになり、実質的にいえば今回のZepp DiverCity公演は、そのファイナルにあたるものとなったと言っていい。
かくして、アルバム『TODAY』と同じように「沈黙」から始められた今回のライヴでは、既存楽曲と新譜収録曲を絶妙に交錯させながらのセットリストで進行していき、途中にはDEZERTのライヴでしばしば勃発する、千秋の即断即決による予定外楽曲「遺書。」が、突如ブッ込まれたりしたほか、終始とても良い意味での緊張感が保たれた中でライヴバンド・DEZERTの持つ醍醐味がおおいに発揮されていたと感じる。
中でも、特に秀逸だったのは本編の最後にアルバム『TOADY』のタイトルチューンが、千秋から以下の言葉とあわせて観衆へと供された場面だ。
少し長くなってはしまうものの、ここは非常に大事なところなのでMCからの書き起こしをしておくとしよう。
「今日、11月18日。ここにいることを僕は何としても誇りに思います。ありがとうございます。
そして、ここにはほんとにいろんな人間がいると思いますが…何の為に生きているのかわからないやつ。
居場所をずっと探してるやつ。自分を傷つけるやつ。他人を傷つけるやつ。
それでも、ひとつ共通点があるとすればそれは“今日を”選べるということでしょう。
だから、こうしてライヴハウスに来たんだと思います。(中略)
多分、僕たちは過去を嘆いて未来に脅えて生きていたと思います。
だから、ワケ分かんない存在証明やら何やらをやっちゃうんでしょう。
僕にとってはそれが偶然に歌うことだっただけですが、ひとつ君たちに言いたいことがあります。
過去を捨てよう。そして、明日を忘れよう。“今日”だけを生きよう。丁寧に。
それを繰り返していこう。そうすればきっと、過去は歴史になり明日は希望になると信じて、僕はこれからも生きていきます」
意思のこもった音を体現する、頼もしいSORAのドラミング。
絶妙な陰影をもって響く、Sacchanによる巧みなフィンガリングベース。
その場の空気そのものを染めあげていくように、重厚かつ色鮮やかに奏でてみせるMiyakoのギターワーク。
さらには、ひとつの真理と切々とした想いが託された詞世界を、敢えてシャウトを排しながらもエモみたっぷりに綴り上げてゆく千秋の歌…。
この「TODAY」を生み出すことにより、またこの「TODAY」を全国各地においてパフォーマンスし続けてきたことにより、間違いなくDEZERTはある種の悟りを開くことになったはずだ。
というか、そう思わせるだけの圧倒的な貫録と真摯なたたずまいがこの場面を支配していたのである。
〈誰もがもがいてる 時に泣き疲れて 立ち止まることもいいさ
誰もが失って 時に泣き叫んで また今日から始めればいい〉
〈生きててよかった そう思える夜を探してく覚悟 気付いたよ そして初めて僕が踏みだす一歩〉
“今日”というその瞬間にこそ、全てを懸けることに一体どれほどの意味があり、どれほど計り知れない価値があるのか。その絶対的な真理を本当の意味で知ったのであろうDEZERTの姿が、いちロックバンドとして以前より一回りも二周りも大きく見えたのは必然とも言えたはずだ。
“今日”だけを生きる。それも丁寧に。そうしていくことで、明日が希望になるのだとしたら。
そんなにも素晴らしいことはない。
PHOTO:西槇太一
TEXT:杉江由紀
◆SET LIST
沈黙
「殺意」
蝶々
大塚ヘッドロック
蛙とバットと機関銃
浴室と矛盾とハンマー
肋骨少女
おやすみ
Hello
「擬死」
包丁の正しい使い方~終息編~
オレンジの詩
遺書
「変態」
「秘密」
「君の子宮を触る」
「ピクトグラムさん」
TODAY
Encore
普通じゃないIII
脳みそくん。
「切断」
<LIVE Information>
■「くるくるまわる2018 〜今年はコシヒカリ入り2回転!〜」
12月15日(土) 新潟CLUB RIVERST OPEN 17:30 / START 18:00
(問) FOB新潟(025-229-5000)
12月26日(水) 渋谷CLUB QUATTRO OPEN 18:15 / START 19:00
(問) HOT STUFF PROMOTION(03-5720-9999)
■「DECEMBER'S CHILDREN」
12月16日(日) マイナビBLITZ赤坂 Open 16:00 / Start 17:00
【出演】 SPARTA LOCALS、the band apart 、DJ後藤まりこ、DEZERT 、眩暈SIREN、Suspended 4th
※開場時アクト出演あり
【チケット料金】 1Fスタンディング ¥4,320 (税込・整理番号付・ドリンク代別)
2F指定 ¥4,860 (税込・ドリンク代別)
(問) SOGO TOKYO 03-3405-9999
■「MAVERICK DC GROUP PRESENTS JACK IN THE BOX 2018 ~LAST BUDOKAN~」
【出演】DEZERT / シド / MUCC / ユナイト / MDC SUPER ALL STARS and more…
【日時】12月27日(木) OPEN 14:00 / START15:00
【場所】日本武道館
【チケット料金】全席指定・前売¥7,500(tax in)
(問) SOGO TOKYO 03-3405-9999
JACK IN THE BOX 2018オフィシャルサイト http://www.jack-itb.com/
■【Is This The “FACT”?】TOUR 2019
1月7日(月) 福岡BEATSTATION
1月8日(火) 福岡BEATSTATION
1月10日(木) 大阪STUDIO PARTITA
1月11日(金) 大阪STUDIO PARTITA
1月15日(火) 恵比寿LIQUIDROOM
1月16日(水) 恵比寿LIQUIDROOM
1月29日(火) 恵比寿LIQUIDROOM
1月30日(水) 恵比寿LIQUIDROOM
【出演】MUCC / DEZERT
【チケット料金】前売:6,000(税込) ※オールスタンディング ※入場時ドリンク代別途必要
【チケット一般発売】12月1日(土)
DEZERTオフィシャルサイト www.dezert.jp
Official YouTube https://www.youtube.com/channel/UCuDMtFChwldsecKgGQrWUeA
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DIR EN GREY / 『「楓」~if trans…~』
1つ前のコメントの方へ
「惨劇の夜」のオリジナル版はそもそもCDシングルやアルバム未収録で、ベスト盤にも収録されておらず、映像作品『「楓」~if trans...~』にのみ収録されているためサブスク配信はありません。代わりに歌詞が変更された「霧と繭」は、ミニアルバムMISSAに収録されているためサブスクなのでも聞くことが出来ます。
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Mrs. GREEN APPLE / 『青と夏』
Доброго времени суток, коллеги!
Сегодня хочу затронуть тему, которая долго меня увлекает — что посмотреть в Китае.
Эта держава с многовековой историей и культурой открывает массу потрясающих
мест, которые стоит изучить. Поделюсь своими наблюдениями и эмоциями,
которые, надеюсь, будут полезны и интересны.
Если говорить о must-see, то трудно обойти вниманием Великую китайскую стену — воплощение силы и стойкости, восхищающий своими масштабами и потрясающими
пейзажами. Кроме того, нельзя
не отметить Запретный город в Пекине —
истинный архитектурный шедевр, где каждый элемент наполнен древней историей.
Эти [b]достопримечательности[/b] олицетворяют дух нации
и наполняют невероятной энергией
путешественника.
В заключение хочу отметить, что Китай — это страна, где любой обнаружит что-то
особенное: от бурлящих мегаполисов до
мирных старинных деревень.
А как вы считаете? Какие места в
Китае создали на вас самое сильное воздействие?
Будет интересно услышать ваше мнение
и рассказы!
их Хорватии в Словакию
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рейтинг хостингов 2016 в россии
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