2022-06-13
MUCC、ニューアルバム「新世界」完全再現ライヴをCLUB CITTA’で開催
6月9日はロックの日でもあるのだろうが、MUCCと彼らを愛する夢烏(ムッカー)たちにとってのこの日は、25年前からムックの日と決まっている。
そう、遂に今年の6月9日でMUCCは結成25周年の大きな節目を迎えたのだ。
そして、その機に彼らは現体制での初アルバムであり通算16枚目のアルバムともなる『新世界』を発表したうえで、朱ゥノ吐+会員限定ライヴ[新世界完全再現]を川崎CLUB CITTA’にて開催し、まさに文字通りの新たなる世界をキャリア四半世紀ならではの威風堂々たる面持ちをもって、我々へと見せつけてくれることになったのだった。
なにしろ、この夜の公演については開演する前からMUCCの新世界秩序を告げるインフォメーションが会場ロビー内に大きく掲出されており、そこでは6月9日のみならず2日後にあたる11日から開始された[MUCC TOUR 2022「新世界」〜Beginning of the 25th Anniversary〜]にも通ずるものとして、以下の文面が来場した人々に向けて伝えられることに。
《ライヴフロアではスマートフォン、携帯電話の緊急時以外の使用を禁止させていただきます。電源を切って新世界をお楽しみください》
《どうしても携帯を使わないといけない場合、モバイルエリアがございますのでそこで使用をお願いします。それがMUCC新世界法です》
《新世界は夢烏の皆様の心が、猛スピードで、急旋回、急上昇、急降下するアトラクションです。
MUCCの新世界を心身ともにご堪能ください。それではいってらっしゃいませ》
では、実際にこの夜の川崎CLUB CITTA’においては何がどのように起こっていったのか。
これを言葉で端的に表現するのはなかなか難しいところがあるものの、たとえるならば“IMAX3Dシネマにも似た没入感および迫力感を備えたライヴパフォーマンス”がそこに具現化されていた、ということになるのではないかと思う。
また、本公演に限っては[新世界完全再現]とうたわれていただけあり、演奏曲目が完全に新作『新世界』の内容に基づいていたのも特徴で、当然のごとく冒頭を飾ったのは表題曲にして序章的な役割も持つインストルメンタル「新世界」と、歌詞の中に〈狂いそうな新世界 綺麗だった?旧世界〉という象徴的なフレーズが織り込まれている「星に願いを」。
ちなみに、一般的に「星に願いを」と言えばディズニーのアニメ映画『ピノキオ』の主題歌がつとに有名なわけだが、MUCCの描く「星に願いを」はファンタジックどころか刺々しいほどにリアルかつシニカルな描写の歌詞と、重苦しいほどのヘヴィサウンドが混濁したかたちで一体化した、厳然たるロックチューンとなる。
ただ、その厳然たるロックチューンは斬新な視覚演出を含めた“IMAX3Dシネマにも似た没入感および迫力感を備えたライヴパフォーマンス”をともなうことにより、MUCCの生み出す新世界へのゲートとしての意味合いをもこの場で持つことになっていたとも言えそうだ。
コロナ禍の勃発以降、ライヴは“配信でも楽しむことが可能なエンタテインメント”という認識が随分と広まったところはあるが、少なくともMUCCがここで体現してみせた“Feel the music or be part of one”な贅沢ステージングは、絶対に生のライヴでしか体験することが出来ない極上体験だと断言出来る。
前述したバンド側からのインフォメーションの中に、アトラクションという単語が見受けられたのはつまりそういうことだったらしい。
「MUCCです。『新世界』へようこそ。ということで、今日アルバムが出ました。ありがとうございます。
これから『新世界』を連れてツアーに出るわけですが、やっぱり何十回、何百回とリハをやるよりも、こうしてライヴ一本をやることの方が曲を急成長させるんじゃないでしょうか。
この『新世界』の新曲たちが我々にとってここからどんどん血となり肉となっていく過程を、皆さんにも一緒に感じていってもらいたいなと思ってます。
今夜のライヴはその最初の血の一滴になるわけなので、存分に楽しんでいってね。よろしくお願いします。じゃあ、行こうか!」(逹瑯)
こうした今宵最初のMCをはさんでの「HACK」では新曲ながらに夢烏たちが途中にはさまれるクラップ部分ですかさず加勢したり、オールドスクールなロックンロールをMUCCが現代的に再構築して聴かせてくれた「NEED」ではグルーヴにあわせて場内が揺れたりと、アルバム発売当日とは思えぬエモいバイブレーションが発生していったのもライヴならではの醍醐味だったところで、当然このあたりはツアーが始まって進行していくごとにより濃度を増していくことになるのは必須だろう。
また、懐かしき90年代UKロックの香りが漂う逹瑯作曲の「R&R Darling」や、作曲者でもあるYUKKEがアップライトベースを駆使しながらアンニュイな空気感を醸し出してくれた「COLOR」、昨年からMUCCファミリーの一員となったサポートドラマー・Allenがミヤと共に作ったという「Paralysis」、ミヤが珍しくKillerギターを使ってみせた夢烏お待ちかねのコテコテなメタル色と泣きのメロが炸裂する「零」と、彼らの生演奏ならではの魅力がより表出しやすい楽曲たちについても、ここからライヴを重ねていくたびに熟成度合が高まっていくことは間違いない。
ちょうど世界情勢が激変した時期に作られていたことになるせいか、特に詞の面で考えさせられるところが多い「いきとし」では、これまたグラフィカルな視覚演出が加わることで強烈なメッセージ性が生まれていたこと。
それを受けての「WORLD」が、この場内に居合わせた人々の心を浄化するような美しく力強い歌として聴こえてきたこと。
そうしたことも全て含めて、今回の[新世界完全再現]は単にアルバム通りに曲を演奏をしていくライヴという域をゆうに超え、紛うことなきMUCCによる新世界の全貌を堪能することが出来るものであったと言えるだろう。
なお、当夜の公演では予定外の「蘭鋳」を含む計2曲がアンコールとして演奏されたほか、終演後には出口にてQRコードがプリントされたフライヤーが来場者全員に配布されたのだが、あらかじめスマホ使用を禁止しておきながらの“QRコード”とはこれいかに。
この計らいはMUCCからの心憎いファンサであると同時に、『新世界』をより『新世界』たらしめるものとして機能しているため、これから[MUCC TOUR 2022「新世界」~Beginning of the 25th Anniversary~]に参加される方については、終演まで使用禁止となるがQRコードリーダー付デジタル端末のご持参を推奨しておきたい。
25周年での6月9日・ムックの日を経たMUCCが、今夏いっぱいをかけ各地で展開していく『新世界』は、あなたの訪れを必ずや歓迎してくれるはずだ。
PHOTO:冨田 味我
TEXT:杉江 由紀
『新世界完全再現』(朱ゥノ吐+会員限定ライヴ)
2022年6月9日(木) CLUB CITTA’
SETLIST
1.新世界
2.星に願いを
3.懺把乱
4.GONER
5.パーフェクトサークル
6.HACK
7.NEED
8.未来
9.R&R Darling
10.COLOR
11.Paralysis
12.零
13.いきとし
14.WORLD
≪NEW RELEASE≫
■NEW ALBUM「新世界」 発売中
<収録曲>
01.新世界
02.星に願いを
03.懺把乱
04.GONER
05.パーフェクトサークル
06.HACK
07.NEED
08.未来
09.R&R Darling
10.COLOR
11.Paralysis
12.零
13.いきとし
14.WORLD
【初回限定盤】 MSHN-161/162 4950円(税込)※CD+DVD
<初回限定盤収録> 「Documentary of 新世界」、「いきとし」Music Video
【通常盤】 MSHN-163 3520円(税込)※CD
<「星に願いを」MV>
≪TOUR≫
■『MUCC TOUR 2022「新世界」〜Beginning of the 25th Anniversary〜』
2022年6月11日(土) 水戸VOICE
2022年6月12日(日) 水戸VOICE
2022年6月18日(土) 新潟LOTS
2022年6月19日(日) 金沢 EIGHT HALL
2022年6月25日(土) 神戸Harbor Studio
2022年6月26日(日) 大阪 BIG CAT
2022年7月2日(土) 岡山 CRAZYMAMA KINGDOM
2022年7月3日(日) 高松 festhalle
2022年7月10日(日) 仙台 GIGS
2022年7月16日(土) 札幌 cube garden
2022年7月17日(日) 札幌 cube garden
2022年7月23日(土) 浜松 Live House窓枠
2022年7月24日(日) 名古屋 DIAMOND HALL
2022年7月26日(火) 京都 KBSホール
2022年7月30日(土) 福岡 BEAT STATION
2022年7月31日(日) 福岡 BEAT STATION
2022年8月19日(金) Zepp Nagoya
2022年8月21日(日) Zepp Osaka Bayside
2022年8月28日(日) Zepp DiverCity TOKYO
【チケット一般発売中】※6-7月地方公演チケット https://mucc25th.55-69.com/live/
【朱ゥノ吐+SWAMP会員先行】 ※8月公演チケット 2022年6月1日(水)12:00~6月7日(火)21:00
【朱ゥノ吐+会員/虚無僧DU MODE会員先行】 ※8月公演チケット 2022年6月11日(土)12:00~6月17日(金)21:00
【一般発売日】 ※8月公演チケット 2022年7月16日(土)
≪インストアイベント≫
■MUCC NEW ALBUM 「新世界」発売記念インストアイベント『生写真渡スンです会』
2022年6月14日(火) エンタバアキバ START 17:00 <参加メンバー> ミヤ
2022年6月15日(水) エンタバアキバ START 17:00 <参加メンバー> 逹瑯
2022年6月24日(金) タワーレコード 神戸店 START 18:00 <参加メンバー> YUKKE
2022年7月8日(金) タワーレコード 渋谷店 START 17:00 <参加メンバー> YUKKE
2022年7月9日(土) タワーレコード仙台パルコ店 START 16:00 <参加メンバー> 逹瑯
2022年7月18日(月/祝) HMV 札幌ステラプレイス店 START16:00 <参加メンバー> 逹瑯、ミヤ、YUKKE
2022年7月25日(月) タワーレコード京都店 START 18:00 <参加メンバー> ミヤ
2022年7月29日(金) HMV&BOOKS HAKATA START 18:00 <参加メンバー> YUKKE
2022年8月18日(木) fiveStars START 18:00 <参加メンバー> ミヤ
2022年8月20日(土) タワーレコード梅田NU茶屋町店 START 16:00 <参加メンバー> 逹瑯
2022年8月27日(土) タワーレコード新宿店 START 14:00 <参加メンバー> 逹瑯、ミヤ、YUKKE
【イベント概要】
NEWアルバム「新世界」の制作中、またはライヴツアー中に使い捨てカメラでメンバーを撮影したレトロな生写真を参加メンバーが直接お渡しします。
▼インストアイベントの詳細はコチラ https://55-69.com/news/8189
≪オンラインイベント≫
■MUCC NEW ALBUM 「新世界」発売記念オンラインイベント『ワンミニッツトーク!僕に願いを』
【イベント開催予定日時】 2022年6月22日(水)、7月12日(火)、7月21日(木)、8月14日(日)のいずれかを予定。
▼オンラインイベントの詳細はコチラ https://55-69.com/news/8213
≪「ROCK AND READ 101 発売記念パネル展」≫
【パネル展示期間】2022年6月8日(水)商品入荷時~2022年6月20日(月)
【対象店舗】 タワーレコード新宿店・タワーレコード名古屋パルコ店・タワーレコードあべのHoop店
詳細はコチラ https://tower.jp/store/news/2022/06/055005
≪MUCC結成25周年特設サイト≫https://mucc25th.55-69.com/
Official HP http://www.55-69.com/
Official Twitter https://twitter.com/muccofficial
Official Instagram https://www.instagram.com/mucc_official/
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Neverland / 『HumaNOISE』
歌詞合ってる?
JAKIGAN MEISTER / 『Bhava』
ジャケットイラストのギャグが最高です
咲人さんのイラストに影響されて女性の友達とクリスマスに
シードルを飲もうと考えました 断わられました
咲人さんの絵は手つかずの新雪のよう 語学の勉強も真面目
です
咲人さんの絵はとても良いのでこれからも描き続けてくださ
い 独創的かつ笑えるイラストです 好きです
JAKIGAN MEISTER / 『Bhava』
インサクリファイスが好評です ナイトメアメンバーで仲間
の飲み代をまとめて払うと雑誌で語っておられた咲人さん
ナイトメアでキリストはユダと詠まれていました 二年前の
Withはラクリマクリスティを意識したと知りました 咲人
さんのナチス嫌い発言
咲人さんにはキリスト教に対する照れのような感じを受けま
す キリストとご自分にとても似た意識を持っているのかも
しれないと思いました
downは意味を調べました 夜明け、でした
いつか一緒に朝日を見ようという歌詞に救われました
ジャキガンマイスターは咲人さんのセンスの良さが光ってい
ますね
JAKIGAN MEISTER / 『Bhava』
インサクリファイスが好評です ナイトメアメンバーで仲間
の飲み代をまとめて払うと雑誌で語っておられた咲人さん
ナイトメアでキリストはユダと詠まれていました 二年前の
Withはラクリマクリスティを意識したと知りました 咲人
さんのナチス嫌い発言
咲人さんにはキリスト教に対する照れのような感じを受けま
す キリストとご自分にとても似た意識を持っているのかも
しれないと思いました
downは意味を調べました 夜明け、でした
いつか一緒に朝日を見ようという歌詞に救われました
ジャキガンマイスターは咲人さんのセンスの良さが光ってい
ますね
DIR EN GREY / 『「楓」~if trans…~』
気持ち悪すぎ。犯罪者