2024-10-04
有村竜太朗×逹瑯 2マンライブ<有村竜逹瑯>ライブレポ

5月上旬に突如発表された逹瑯(MUCC)と有村竜太朗(Plastic Tree)による2マン・ライブ・イベント"有村竜逹瑯"(9月28、29日@東京キネマ倶楽部)。
それぞれのバンドのトリビュート盤に加え、彼らが日頃から交流のある友人同士というのはファンにも広く知られているところ。
ソロとしての対バンはレアな競演ということで、多くの期待が寄せられていた。
また、ライブ直前には公演用のアーティスト写真も公開されたが、和装に学帽という退廃ロマン全開のビジュアルにファンが悶絶。
新ユニットか?と思わせるような完成度の高さも話題を呼んだ。
ここでは9月29日DAY2の模様をお伝えしよう。
前日、一番手は有村竜太朗だったが、この日は逹瑯がまずステージに登場。
これまでに発表してきたソロ曲を散りばめ、基本的には今年の4月にリリースしたソロアルバム『COLORS』からの曲を多めにピックアップ。
起伏に富んだキャッチーな「COLORS」でライブをスタートさせると、その後も幅広い音楽性の楽曲を次々にプレイして、表現力の深さを見せつけた。
もちろん、DAY1でライブ初披露となった疾走感のある新曲「青の刹那」も堂々と熱唱。
中盤は情念のこもった「壊れたピアノ」からcali≠gariの石井秀仁と共作したダンスチューン「frigidity」など、クセの強い楽曲で圧巻のパフォーマンスを展開。
MCでは有村に対して「個人として刺激をもらってます。やっぱりあの人は普通じゃないんで(笑)」と、彼らしい賛辞を送った。
さらに、前日もお互いにリスペクトを込め、相手のバンドの楽曲をカバーしたが、この日、逹瑯が選んだのは「Sink」。
Plastic Treeのファンにも人気の高い名曲だけに、逹瑯も思いを込めて歌唱。まさにエモい時間帯となった。
後半は「compass」から一気にスパート。ラストのドラマチックな「赤い糸」まで満員の会場を盛り上げ切った。
逹瑯に続き、有村竜太朗が登場。赤い着物を羽織り、昭和レトロな空気を纏って登場。
1曲目の「恋ト幻/rentogen」からノスタルジックな世界観で染め上げていく。
前日はソロ作品をバンドセットにリアレンジしたアルバム『≒demo』(2023年7月リリース)のバージョンで演奏した曲が多かったが、DAY2はオリジナルのバージョンで『個人作品集1996-2013「デも/demo」』(2016年11月リリース)と『個人作品集 1992-2017「デも/demo #2』(2018年9月リリース)の収録曲をメインに披露。
郷愁と切なさ、繊細な歌声で聴かせ、ダイナミックな逹瑯との対比が絶妙だった。
MCでは逹瑯の口調をマネして「いけんの? お前ら! おい!」と、ラフな煽りを入れる。
中盤以降は「≒tsukikagetotsukikaze」「≒jyukyusai」など、アグレッシヴなバージョンで場内の熱量を上げていく。
そして、有村が選んだMUCC曲はライブの起爆剤的な人気曲「大嫌い」。ベースのイントロで双方のファンも歓声を上げ、フロアは爆上がり!
ラストには没入感に満ちた「浮融/fuyuu」を投入して濃密な時間を締めくくった。
楽曲こそ、個々の個性はあるものの、両者の共通点はやはり“歌声”ではないだろうか。どんな曲でも彼らが歌えば“逹瑯”と“有村竜太朗”の曲になる。
その強い“個”を持つふたりだからこそ、この希代の対バンがしっくりくるのかもしれない。
インターバルをはさみ、最後に両者によるセッションが行われた。言ってみれば、スペシャルなアンコールのようなコラボである。
登場した“有村竜逹瑯”は、あのアー写の衣装。そのスタイルで彼らがセッションしたのはcali≠gari(カリガリ)の曲。
有村と逹瑯との親交が生まれたキッカケはcali≠gariなしには語れない。
MUCCはもともとcali≠gariの桜井青(G、Vo)が主催するレーベル、密室ノイローゼの出身。メンバーは桜井青をリスペクトしている。
有村も桜井とは初対面(おそらく20年以上前)から意気投合。好きなもの、感性に共通点が多く、まさに盟友だ。
それだけに、ファンからすれば、垂涎モノの共演となったのは言うまでもない。
DAY1はメロディックな神曲「グッドバイ」だったが、この日はうねるようなヘヴィーチューン「サイレン」を投下。
有村と逹瑯による鬼気迫るパフォーマンスにはゾクゾクさせられた。
楽屋で本人達は「またやりたい!」と盛り上がっていたそうだが、これはぜひ実現してもらいたい。
ちなみにアー写の別カットも含め、この2日間のライブ画像をまとめたスペシャルパンフレットが後日受注発売になるそうだ。
余韻に浸りたい人はぜひ詳報をお待ちいただきたい。
追記すると、Plastic Treeは現在秋ツアーの真っ最中。MUCCは11月からMUCC TOUR 2024 「Daydream」に乗り出すとのこと。
“有村竜逹瑯”で受けた刺激は今後も彼らの活動に活かされていくに違いない。
PHOTO:冨田味我
TEXT:海江敦士
有村竜逹瑯
2024年9月29日(日)東京キネマ倶楽部
SETLIST
<逹瑯>
M1. COLORS
M2. ラプソディア
M3. エンドロール
M4. 青の刹那
M5. OVERKILL
M6. お前だよ
M7. 壊れたピアノ
M8. frigidity
M9. NOBLE
M10. Sink(Plastic Tree COVER)
M11. compass
M12. door
M13. 赤い糸
<有村竜太朗>
M1. 恋ト幻/rentogen
M2. くるおし花/kuruoshibana
M3. 猫夢/nekoyume
M4. 日没地区/nichibotsuchiku
M5. ≒shikirei
M6. 円劇/engeki
M7. ≒tsukikagetotsukikaze
M8. ≒kagidokei
M9. 大嫌い(MUCC COVER)
M10. ≒jukyusai
M11. 浮融/fuyuu
EN.サイレン(cali≠gari COVER・w/逹瑯)
≪Plastic Treeライブ情報≫
■Plastic Tree 結成30周年“樹念” Autumn Tour2024「続・Plastic Tree」
2024年10月5日(土)[兵庫] 神戸Harbor Studio
2024年10月6日(日) [京都] 京都FANJ
2024年10月27日(日) [東京] Zepp DiverCity(TOKYO)
■Plastic Tree結成30周年“樹念”特別公演「モノクロームシアター」
2024年11月16日(土) [東京] EX THEATER ROPPONGI
■Plastic Tree 年末公演2024
2024年12月24日(火) [神奈川県] 神奈川県民ホール 大ホール
≪有村竜太朗 ライブ情報≫
■有村竜太朗「唄声喫茶 黒猫 HALLOWEEN NIGHT ~来来!キョンシーズ~」
2024年11月1日(金) [東京] 渋谷チェルシーホテル
■有村⻯太朗+DEMONSTRATIONs LIVE2024 in TAIPEI
2024年11月30日(土) [台北] THE WALL LIVE HOUSE
■有村竜太朗 X’mas Special Live 2024「Op.+Classic」at 横浜市開港記念会館
2024年12月9日(月) [神奈川県] 横浜市開港記念会館
≪MUCCライブ情報≫
■MUCC TOUR 2024 「Daydream」
2024年11月5日(火) Zepp Shinjuku
2024年11月6日(水) Zepp Shinjuku
2024年11月23日(土) 名古屋ボトムライン
2024年11月24日(日) 名古屋ボトムライン
2024年11月30日(土) 大阪BIGCAT
2024年12月1日(日) 大阪BIGCAT
■MUCC TOUR 2024 「Daydream」 ツアーファイナル
2024年12月22日(日) 水戸市民会館グロービスホール
■MUCC TALK TOUR 2024 「MC」
2024年11月6日(水) Zepp Shinjuku
2024年11月24日(日) 名古屋ボトムライン
2024年12月1日(日) 大阪BIGCAT
≪逹瑯ライブスケジュール≫
■逹瑯LIVE HOUSE TOUR[Dead Rainbow]
2025年1月11日(土) 梅田SHANGRI-LA(大阪)
2025年1月12日(日) 新栄SHANGRI-LA(名古屋)
2025年1月18日(土) 下北沢SHANGRI-LA(東京)
2025年1月19日(日) 下北沢SHANGRI-LA(東京)
Plastic Treeオフィシャルサイト https://arimuraryutaro.com/
MUCCオフィシャルサイト https://55-69.com/
有村竜太朗 オフィシャルサイト https://plastic-tree.com/
逹瑯オフィシャルサイト https://www.tatsuro-soloworks.jp/
記事提供元:
記事リンクURL ⇒
※この記事をHPやブログで紹介する場合、このURLを設置してください。
Plastic Tree 新着ニュース・インタビュー
新着ニュース
-
MUCC、Sadieのツーマン「Love Together EXTRA」ライヴレポ2025-10-15
-
vistlip、New Single「UNLOCKED」詳細発表。 新曲を携えたツアーまもなく開幕。2025-10-14
-
MUCC、最新ビジュアル公開! ニューシングル「Never Evergreen」のリリースイベ...2025-10-14
-
Petit Brabancon「CROSS COUNTER -02-」ツアーファイナル Spotify O-EASTライ...2025-10-10
-
変わりゆく姿、変わらない情熱。名曲Revolution LIVE vol.2で見えた、それぞれの...2025-10-10
-
Z CLEAR、10月限定ヴィジュアル/衣装は、Halloween公演へ向けての布石?!2025-10-10
-
ミスイ、2026年5月30日に赤羽 ReNY alphaで行う新たな単独公演へ向けて、11月よ...2025-10-10
-
世界を目指すグローバル女性メタルバンドZilqy、EPより10月22日先行配信決定2025-10-08
-
スキャンダルはゼロ。「3000年に一人の正統派アイドル」こと咲山しほ(SAY-LA)、1...2025-10-06
-
仲良しなのに共通点の少ない声優の根本京里と夏目妃菜が、番組企画でクラウドフ...2025-10-06
-
俺ら、とことんまで一途なバカになってライブをしてこそロックだと思ってる。そ...2025-10-01
-
ESP Presents 明希(シド)ベース・クリニック 11月開催決定!2025-10-01
-
MUCC、ニュー・シングル「Never Evergreen」発売決定! リリース・イベント・ス...2025-10-01
-
逹瑯(MUCC)、ソロ活動新章へ──、2026年3月より「LIVE HOUSE TOUR [VILLAINS ch...2025-10-01
-
yukihiroのドラマー&クリエイターとしての軌跡を網羅したムック本発売記念トー...2025-09-30
-
AKi(シド)、キズとの対バンライブ&アコースティックライブを含むクリスマスイ...2025-09-30
-
Petit Brabancon、1年半ぶりとなる全国ツアー2026年3月に開催決定2025-09-26
-
「20s~Twenties~」イベントレポート(後編)2025-09-26
アーティスト・楽曲・50音検索
人気歌詞ランキング
新着コメント
DIR EN GREY / 『「楓」~if trans…~』
1つ前のコメントの方へ
「惨劇の夜」のオリジナル版はそもそもCDシングルやアルバム未収録で、ベスト盤にも収録されておらず、映像作品『「楓」~if trans...~』にのみ収録されているためサブスク配信はありません。代わりに歌詞が変更された「霧と繭」は、ミニアルバムMISSAに収録されているためサブスクなのでも聞くことが出来ます。
DIR EN GREY / 『「楓」~if trans…~』
1つ前のコメントの方へ
「惨劇の夜」のオリジナル版はそもそもCDシングルやアルバム未収録で、ベスト盤にも収録されておらず、映像作品『「楓」~if trans...~』にのみ収録されているためサブスク配信はありません。代わりに歌詞が変更された「霧と繭」は、ミニアルバムMISSAに収録されているためサブスクなのでも聞くことが出来ます。
Mrs. GREEN APPLE / 『青と夏』
Доброго времени суток, коллеги!
Сегодня хочу затронуть тему, которая долго меня увлекает — что посмотреть в Китае.
Эта держава с многовековой историей и культурой открывает массу потрясающих
мест, которые стоит изучить. Поделюсь своими наблюдениями и эмоциями,
которые, надеюсь, будут полезны и интересны.
Если говорить о must-see, то трудно обойти вниманием Великую китайскую стену — воплощение силы и стойкости, восхищающий своими масштабами и потрясающими
пейзажами. Кроме того, нельзя
не отметить Запретный город в Пекине —
истинный архитектурный шедевр, где каждый элемент наполнен древней историей.
Эти [b]достопримечательности[/b] олицетворяют дух нации
и наполняют невероятной энергией
путешественника.
В заключение хочу отметить, что Китай — это страна, где любой обнаружит что-то
особенное: от бурлящих мегаполисов до
мирных старинных деревень.
А как вы считаете? Какие места в
Китае создали на вас самое сильное воздействие?
Будет интересно услышать ваше мнение
и рассказы!
их Хорватии в Словакию
King Gnu / 『THE GREATEST UNKNOWN』
рейтинг хостингов 2016 в россии
Laputa / 『Virgin cry』
Ахуенно я ставлю тысячу звёзд...
