2015-11-24
SCREW、ツアーファイナルにて圧巻のライブを披露
SCREWが11月22日(日)、『SCREW TOUR 2015 昏睡性覚醒症』のツアーファイナルを新宿ReNYにて行なった。
今年4月に『昏睡』、8月に『覚醒』と題したミニアルバムを発表したSCREW。「死」と「再生」をイメージした連作で、2枚で1つの意味を持つコンセプト作品を掲げたワンマンツアー『昏睡性覚醒症』で、彼らはまぎれもない今の自分たちを見せつけた。
深く暗い闇の底へいざなうかのようなSEが流れた後に姿を現した4人は、「弔いの鐘」「NAMU AMIDA BUDDHA.」を連続で披露。「死」を想起させる『昏睡』に収録されている2曲を皮切りに、ライヴ序盤からすさまじい勢いで走り始めた。そこから更に“限界突破しようぜ!"と鋲が煽り、「FUGLY」「CAVALCADE」といった、フロアのテンションを問答無用で高めていくアッパーチューンを立て続けに投下していく。
この日の彼らは、生き急ぐように曲を連打し続けていた。本編ではMCを一切設けず、凄まじいまでの熱量を放出し続ける。ライヴ中盤には「再生」をイメージした作品である『覚醒』のリード曲「OVER THE HORIZON」や、ストリングスの音色が圧倒的な絶望と、それでも前に進もうとする決意を鼓舞する「RAY OF LIGHT IN THE DARKNESS」といったドラマチックな楽曲を披露する場面はあれど、延々と繰り出されて行くのはヘヴィでディープな手触りを持つ楽曲ばかり。楽器隊の3人は強烈な重低音を轟かせながら激しいステージングでフロアを魅了。鋲もひたすら咆哮を繰り返しながら暴れ回り続ける。その激しさは、途中で彼のマイクスタンドの足の部分が破損するほどで、とにかくエモーショナルなステージが繰り広げられていた。
『昏睡』と『覚醒』には、今のSCREWが刻み込まれている。それは、昨年末のライヴでベーシストが脱退し、4人体制になった状況であり、それでも足を止めずに前へ進む意志を表わすという、バンドの現状を生々しいまでに記録したドキュメンタリー作品だからだ。そんなまぎれもないSCREWの今を詰め込んだ楽曲達を、がむしゃらにプレイし続けるメンバー達と、そんな4人に全力で応えるかのごとく、何度も激しく頭を振り回すオーディエンス達。そんなステージとフロアの光景は、まさに「共闘」と言える一体感があり、今この瞬間を全力で臨むことが、覚醒に、再生に、そして未来に繋がっていくことだと思わずにはいられないものだった。本編ラストには『昏睡』に収録されている「REMEMBER ME」を披露。儚げで悲しみに満ち、誰にもいつか訪れる終わりを彷彿とさせる曲は、今というこの瞬間を尊び、彼らが来年迎える結成10周年と、その先の遠い未来にまで思いを馳せ、祈るように奏でられていた。
鋲「これだけ活動していると、周りのカッコいいバンドが活動休止したり、解散したり、そういう現実を目の当たりにするんだけど……俺らは大丈夫だから」
公演終了のアナウンスが流れてもなお、鳴り止むことのないオーディエンス達の声に応え、当初の予定にはなかったトリプルアンコールまで敢行されたこの日のライヴ。それは、これからも共に歩み続けて行くことを誓い合うような120分間のステージだった。
SCREWは、年末から年明けにかけてイベントライヴに多数出演した後、ファンクラブ限定ライヴ「Siesta LIMITED LIVE 『ROYAL NIGHT SHOW vol.XIV 〜ROYAL NIGHT BYO〜』」を、2月9日に目黒鹿鳴館にて開催。そして、4月1日からバンド結成10周年記念となるワンマンツアー「SCREW 10th Anniversary TOUR『NEVERENDING BREATH』-time goes by so Brilliant-」を行なうことが、この日発表された。ツアーファイナルは4月23日(土)東京・TSUTAYA O-EASTとなっている。また、春には「SCREW 10th Anniversary BEST『Brilliant』」をリリースすることも発表。とにかく話題に事欠かない1年になりそうだ。傷だらけになりながらも駆け抜けてきた彼らの10年を、是非とも体感していただきたい。
Text:山口哲生
Photo:小財梨佐
■【セットリスト】
01.弔いの鐘
02.NAMU AMIDA BUDDHA.
03.Get You Back
04.FUGLY
05.CAVALCADE
06.OVER THE HORIZON
07.ANITYA
08.RAY OF LIGHT IN THE DARKNESS
09.BREAK AWAY
10.NO PAIN, NO GAIN
11.ANESTHESIA
12.FASCIST
13.ARE YOU READY?
14.MAD MAX
15.REMEMBER ME
■EN-1
01.ムラッキーヘビーマーチ
02.秋風
03.Barbed wire
04.S=r&b
■EN-2
01.Dearest Wish
■EN-3
01.DIE・KILLER・DEAD
■【ライブ情報】
SCREW 10th Anniversary TOUR『NEVERENDING BREATH』-time goes by so Brilliant-
4月01日(金) SHIBUYA REX
4月02日(土) 仙台MACANA
4月05日(火) 札幌COLONY
4月06日(水) 札幌COLONY
4月09日(土) 名古屋ell.FITS ALL
4月12日(火) 熊本DRUM Be-9 V2
4月13日(水) 福岡DRUM SON
4月16日(土) 米子laughs
4月17日(日) ESAKA MUSE
4月23日(土) TSUTAYA O-EAST ※TOUR FINAL
<チケット>
前売:¥4,500(税込) / 当日:¥5,000(tax in) / Drink代別
※2016年2月20日(土) 全国一斉発売
Siesta LIMITED LIVE『プラチナナイトショー〜SCREW主義の非公式集会 vol.7〜』
12月23日(水・祝) 高田馬場AREA
Siesta LIMITED LIVE 『ROYAL NIGHT SHOW vol.XIV 〜ROYAL NIGHT BYO〜』
2016年2月9日(火) 目黒鹿鳴館
【関連リンク】
SCREW オフィシャルHP
SCREW、ミニアルバム『覚醒』リリースに合わせて全国ツアーのティザー解禁
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SCREW、新作リード曲「OVER THE HORIZON」MV解禁
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キズ / 『仇』
来夢さんの歌詞ほんとにグッと来る。この先ずっとかっこいい歌
詞歌ってて欲しい。
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詞歌ってて欲しい。
Neverland / 『HumaNOISE』
歌詞合ってる?
JAKIGAN MEISTER / 『Bhava』
ジャケットイラストのギャグが最高です
咲人さんのイラストに影響されて女性の友達とクリスマスに
シードルを飲もうと考えました 断わられました
咲人さんの絵は手つかずの新雪のよう 語学の勉強も真面目
です
咲人さんの絵はとても良いのでこれからも描き続けてくださ
い 独創的かつ笑えるイラストです 好きです
JAKIGAN MEISTER / 『Bhava』
インサクリファイスが好評です ナイトメアメンバーで仲間
の飲み代をまとめて払うと雑誌で語っておられた咲人さん
ナイトメアでキリストはユダと詠まれていました 二年前の
Withはラクリマクリスティを意識したと知りました 咲人
さんのナチス嫌い発言
咲人さんにはキリスト教に対する照れのような感じを受けま
す キリストとご自分にとても似た意識を持っているのかも
しれないと思いました
downは意味を調べました 夜明け、でした
いつか一緒に朝日を見ようという歌詞に救われました
ジャキガンマイスターは咲人さんのセンスの良さが光ってい
ますね