2016-04-21
acid android、2年4か月ぶりのワンマンライヴレポ
L'Arc〜en〜Cielのドラマー・yukihiroによるソロ・プロジェクト、acid androidが4月16、17日の2日間に渡り、東京・渋谷のライヴハウス、CHELSEA HOTELにてワンマンライヴ“acid android live 2016 #1”を開催した。
acid androidのライヴはsukekiyoの対バンツアーに参加した昨年2月の福岡公演以来、約1年2ヵ月ぶり。
ワンマンライヴに至っては実に約2年4ヵ月ぶりながら、ブランクなどまるで感じさせない堂々たるステージングでフロアを魅了、たゆまぬ進化を印象づけた。
2days公演の最終日となった4月17日、ソールドアウトとなった会場にひしめく期待の中、ステージにドラムの山口大吾(People In The Box)、ギターのKAZUYA(Lillies and Remains)のサポートメンバーが登場、続いてyukihiroが悠然と姿を現わすと、凄まじい歓声がステージ目がけて押し寄せる。
早くも過熱するオーディエンスを迎え撃つ1曲目は「let's dance」だ。
acid android名義では唯一のシングル曲だが、リリースから10年経ってもなお色褪せず、むしろ鋭さに磨きをかけて熱狂へと斬り込む迫力に息を呑む。
スリリングに躍動を煽る「imagining noises」、続く「daze」の硬質な疾走感、ダンサブルに加速する「gamble」とアグレッシヴにキラーチューンを畳み掛ける前半戦。
熱気はもとよりフロアに充満する水蒸気の量が尋常じゃない。
山口によってソリッドかつ精緻に刻まれるリズム、今回が初参加ながらもKAZUYAが紡ぐギターフレーズは楽曲のツボを的確に捉え、演奏に豊かな表情をもたらす。
そしてyukihiroの放つ歌、そこに宿った熱量はこれまでを凌駕する勢いでオーディエンスへと真っ直ぐに向かってゆく。
ライヴでの演奏スタイルを現在の3ピース編成に移行して4年、音像は劇的に変化した。
ライヴにおいてもサウンドの要はyukihiroが手がける打ち込みのシーケンストラックであることに変わりないが、既存のトラックは大胆にリアレンジされ、メロディの存在感や楽曲にたゆたう叙情性が増した。
音源化こそなされていないものの、ライヴで発表されてきたいくつかの楽曲にもその傾向は顕著だ。
今回のライヴはそうしたダイナミックな変遷がまだ過程であることを知らしめ、さらなる可能性を示したものであったように思う。
何よりそれを確信させたのはこの2日間に初披露された新曲だった。
オーケストラをも彷彿させるイントロの壮大でドラマチックなシーケンスと、ストーリー性をはらんだメロディライン。
スネアが効いた力強いドラムのビートに太く絡むギターリフ、そして乾いた愁いを秘めた歌声と丁寧に発せられる日本語詞の一語一句が絶妙に融け合う。
盤石のアンサンブルから匂い立つのは透徹してクールなロマンティシズムだ。
この先さらにブラッシュアップされていくのだろうが、またひとつ新たな扉が開かれたのは間違いない。
グッとテンポを落とした「double dare」「pause in end」から「unsaid」に始まりメランコリックに展開した中盤ブロック、「i.w.o.m.f.p.p just an android」からの後半戦は再びアッパーに攻め込んで狂騒の火に油を注ぐ。
メリハリあるセットリストはacid androidの多彩な音楽性の証明とも言っていい。
インダストリアルに振り切れた「violent parade」、acid androidの真骨頂的名曲「violator」とライヴは興奮の頂点に達したが、怒濤のままで終わらせないのが今のyukihiroのモードなのだろう。
ラストを飾ったのは未音源化曲の1曲だった。
流麗な旋律とシンセサイザーの無機質なサウンドが描き出す朗々と美しい情景がオーディエンスの肉体的昂揚を鎮め、ただひたすら曲の世界観に没入する快感を呼び覚ます。
「ありがとうございました。また会いましょう」
MCなど一切なかったこの日の最後にyukihiroははっきりとそう言葉を残してステージを去った。
6月には東京、名古屋の2都市でのライヴ、“acid android live 2016 #2”が決定している。
2016年の活動一発目となる今回のライヴが見せた次への片鱗、音源のリリースも望まれるところだ。
新しいニュースの到来を心して待ちたい。
set list
1.let's dance
2.imagining noises
3.daze
4.gamble
5.double dare
6.pause in end
7.unsaid
8.*new song
9.swallowtail
10.*new song
11.i.w.o.m.f.p.p just an android
12.egotistic ideal
13.the end of sequence code
14.violent parade
15.violator
16.*new song
<live information>
acid android live 2016 #2
【日時】 2016年6月23日(木) open 18:00 / start 19:00
【会場】 名古屋 Electric Lady Land (名古屋市中区大須2-10-43)
http://www.ell.co.jp/liveinfo/ellliveschedule/
【チケット料金】 all standing 5,500 (tax in) *drink代 別 ※未就学児童入場不可
【一般発売日】 2016年5月21日(土) 10:00~
【お問合せ】 JAILHOUSE 052-936-6041
【日時】 2016年6月24日(金) open 18:00 / start 19:00
【会場】 渋谷duo MUSIC EXCHANGE (東京都渋谷区道玄坂2-14-8 O-EASTビル 1F)
http://www.duomusicexchange.com/
【チケット料金】 all standing 5,500 (tax in) *drink代 別 ※未就学児童入場不可
【一般発売日】 2016年5月21日(土) 10:00~
【お問合せ】 クリエイティブマン 03-3499-6669
official site http://www.tracksondrugs.com/
official mobile site 「acid android mobile」 http://tracksondrugs.com/m/
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「惨劇の夜」のオリジナル版はそもそもCDシングルやアルバム未収録で、ベスト盤にも収録されておらず、映像作品『「楓」~if trans...~』にのみ収録されているためサブスク配信はありません。代わりに歌詞が変更された「霧と繭」は、ミニアルバムMISSAに収録されているためサブスクなのでも聞くことが出来ます。
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Доброго времени суток, коллеги!
Сегодня хочу затронуть тему, которая долго меня увлекает — что посмотреть в Китае.
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Если говорить о must-see, то трудно обойти вниманием Великую китайскую стену — воплощение силы и стойкости, восхищающий своими масштабами и потрясающими
пейзажами. Кроме того, нельзя
не отметить Запретный город в Пекине —
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и наполняют невероятной энергией
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