2017-01-31

魔法少女になり隊、狂騒のツアーファイナルにて新曲リリースを発表

魔法少女になり隊の東名阪ツアー『ワンマンツアー2017〜メロディア王国にさよならバイバイ ワタシはみんなと旅に出る〜』のファイナルが1月29日に渋谷O-WESTにて行なわれ、そのステージ上で春の新曲リリースが発表された。

早々にチケットがSOLD OUTとなり臨んだこの公演は、まさに彼女たちの“イマ"を提示する、狂騒のパフォーマンスとなった。魔法少女になり隊らしい、冗談とも、本気ともとれる超有名ゲームのサウンドトラックがSEとして流れる中、メンバーがステージに現れると、観客達はのっけから割れんばかりの歓声でライブのスタートを祝福した。

この日、最初に披露されたのは、2016年9月にリリースされたメジャーデビューシングル「KI-RA-RI」。冒険がはじまった瞬間の高揚を、武器であるキャッチーなシンセメロに載せて吐き出す、まさに冒頭を飾るにふさわしい一曲となった。

ノンジャンルでいて、かつ一発で“魔法少女になり隊"と解かる曲の数々が続けざまに繰り出され、「Believe」「ハレ晴れユカイ」「おジャ魔女カーニバル!!」とアレンジカバー3連続の構成に会場のボルテージは否応なく上がり続ける。gariの『まだまだいけますかー!?』という一言がきっかけで、彼女たちの「RE-BI-TE-TO」のイントロが流れると、ユーロビートの軽快なリズムに呼応するように会場の熱気は最高潮に達した。

魔女の呪いで喋る事ができないボーカル・火寺バジルだが、この日は筆談でのMC進行を自ら志願。『私はしゃべれないけど、いつもありがとうの気持ちを込めて歌っているよ』と歌への想いを話して奏でられたのは、彼女たちの最新リリース楽曲「革命のマスク」だった。

《私は革命起こすの、言葉を失くしても》と、バジルの物語と寄り添うように歌われるこの曲で彼女はエモーショナルな一面を見せつけ、観客を熱くさせた。

続けて演奏された新曲(未音源化)は、幻想的なVJと共に届けられる、バジルのやさしい歌声が彼女たちのジャンルの奥深さを感じさせ、後半戦の幕開けを彩り、さらにもう一曲新曲(未音源化)が披露された。

ラストを飾ったのは彼女達の初期の代表曲「BA・BA・BAばけ〜しょん」。最後方までパンパンに詰まったフロアは、この瞬間が過ぎることを拒むようにこの日一番の盛り上がりを見せ本編を締めくくった。

メンバーがステージを下りても観客の熱量は下がらず、大歓声のアンコールを迎え、『アンコールがあったおかげでようやく言えるよ』というgariの言葉のあとに映し出されたのは、今春のニューシングルリリースを発表する声明。この発表に会場は大きな拍手に包まれた。

アンコールに選ばれたのは「冒険の書1」。日曜の夜、この狂騒を名残惜しむかのようにフロアは踊り狂い、ライブは幕を閉じた。汗だくのフロアは、まさにこのツアーファイナル、ひいてはツアー全体の成功を証明したといえる。2017年ますます魔法少女になり隊から目が離せない。

■【セットリスト】

1, KI-RA-RI
2, 火遁の術
3, ☆☆☆☆クエスト
4, 狂騒曲ザラキ
5, Believe
6, ハレ晴れユカイ
7, おジャ魔女カーニバル!!
8, RE-BI-TE-TO
9, 革命のマスク
10, 新曲 (未音源化)
11, 新曲 (未音源化)
12, テッペン伝説
13, MEGA DASH
14, BA・BA・BAばけ〜しょん
EN, 冒険の書1

■「革命のマスク」MV


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