朝日に触れたら最期でしょう
それは脆く儚いものなのだとしたら..

さざめく波の音 静を蹴散らして
僅かな期待さえも 浚って

傾く地球に何か 望んでみたとして
うな垂れた絶望の色は 「消せない」
揺蕩う水面に映った 白い影がひとり
行き場なくした心 月は、揺れる

境界に沿って 変わらぬ平穏 願い
人は慣れていくのだろう

傾く地球に何か 望んでみたとして
何事も無く緩やかに 「廻り出す」
不動の摂理に真は 蓋をされて眠る
ひび割れていく心 月よ、満ちて


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