震える膝で歩く姿さえ 醜く映ってしまう
背負いきれないほどの 憂鬱

乾いた、手の平に包まれた幼い日の記憶が
今鮮やかに蘇る

頬を 預けた 背中を 今捨て去って

呼びかけた声さえもう届かずに
見知らぬ視線の先 僕の顔が映る

憎しみ 裏切り 嘘 悲しみ
どれだけ なにをのぞめば
洗い落とせる罪なのか

頬を 預けた 背中を 今捨て去って

小さく 覚えたての涙さえ
包み込んだ その手で

過ちを 優しく叱って欲しい
そして強く抱きしめて
もう一度だけ

頬を 預けた 背中を
今捨て去って

頬を 預けた 背中を
今抱きしめて

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