闇の中から一寸法師が ねぷた担いで繰り出してくる 押入れから 引き出しから 屋根裏からわらわらと ねぷた囃子が近づいてくる ヤーヤドー ヤーヤドー 枕元では一寸法師が ねぷた囲んで奇声をあげる 夜を震わす笛太鼓 俺の体は金縛り ねぷた囃子が襲いかかる ヤーヤドー ヤーヤドー 花いちもんめ 手のなる方へ お前が欲しい こちらへおいで 山車の絵が動き出し 魂の緒を刈るのだ
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