ママ……
ぼくの膝に残るあとは
何の時の傷なのでしょう
一度もママはそれについて
話をしてくれない
何故なのでしょう

ママ……

もしかしたらぼくは過去に
重い罪を背負ったのでは
誰かに傷をおわせたのか
不幸にしてしまった
きっとそうでしょう

何故かしら そんな風に思われる
夢見た苦しさに似ている
幼い時にこのぼくは
あゝ 何をしたの 何を

肌寒い午後にはいつも思う
シクシク痛む傷を
ウイスキー片手に持って
遠い日の景色を思い出して
いるのです

ママ……

何かきっと深いわけが
この傷にはあるのでしょう
一度もママはそれについて
話をしてくれずに
死んで行った

ママ……

ただのけがといったけれど
ただのけがが今になって
どうして心の中までも
いためつけるのでしょう
暗い絵のように

しあわせを思う時に苦しめる
まだ償(つぐな)わない罪がある
幼い時にこのぼくは
あゝ 何をしたの 何を

この先も重たい荷物背負い
木枯しの道を歩く
サングラス グレイに染まり
目の前の景色を見つめながら
いるのです

なつかしいママを呼び
出来ることならばたずねたい
幼い時にこのぼくは
あゝ 何をしたの 何を

この先も重たい荷物背負い
木枯しの道を歩く
サングラス グレイに染まり
目の前の景色を見つめながら
いるのです


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