行き先も決めないままで 君を乗せて走る
夜明け前 碧く 誰もいないハイウェイ

君は両手でコーヒーを 一口飲んだ後で
笑いながら 僕の顔を覗き込む

“雪が見たいね”と言った
君の言葉 叶えたいのさ

愛していると 言えずに黙りこむ
僕の背中に 耳を当てて
聞こえたから、と うなずいてくれたね
抱きしめもしない 僕に

勘のいい君のことだから 多分気付いてるね
だけど知らないふり してくれてるんだろう

誰の足跡も見えない
雪の朝を 君にあげよう

眩しいほどの 光に包まれた
僕達だけの 広い場所で
たった一言 迷わず伝えたい
君の明日すべて 僕にくれないかと

白い息を吐きながら
君は今 笑った
僕はただ 背中を抱きしめ
強く強く 胸に誓った

眩しいほどの 光に包まれた
僕達だけの 広い場所で
たった一言 迷わず伝えたい
君の明日すべて 僕にくれないかと


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