あたしのフェイバリットプレイスは
センター街でも彼氏の部屋でもなくて
高速道路状態の夜の国道の 中央分離帯のその上
空しさとか けだるさとか 風の中で砕け散るの
ヘッドライトに照らされながら あたしは踊る 激しく踊る
あたしが感じたいのは 誰かの愛でもエッチの快感でもなくて
生きてる実感 確かめたくて 確かめたくて
肩幅くらいの中央分離帯 右も左もあっちの世界
あたしの脇をいかれたスピードで すり抜けていく弾丸
ほんの一歩踏み出しても あたしはすぐに消えてしまうだろう
震えながらひたすら踊る そして感じる あたしは生きている
あたしがあたしになれるのは センター街でも彼氏の部屋でもなくて
高速道路状態の夜の国道の 中央分離帯のあの上
空しさとか けだるさとか 風の中で砕け散るの
ヘッドライトに照らされながら あたしは踊る 激しく踊る
吹き出す汗 あふれる涙 唾液で湿らす 乾いた唇
リズムを刻む 高鳴る鼓動 そして感じる あたしは生きている
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