肩がぶつかって舌打ちをまた一つ
現実ってこんなに無機質なもんだったっけ
どんより曇ってるはずだったこの空は
いつの間にやらイラつくほどに澄んでる

傷つけられたくないから
傷つけてしまうくせに
「愛されたくもない」とは
なぜ言えないの?

「僕は愛の歌が嫌いです」
「人間が嫌いです」
それなのにどうして愛を探す?
醜さを見抜くのは左目
優しさは右目
まるでそんな感じで
使い分けして生きている

分かり合えないと諦めるのは簡単で
分かり合えないままで生きていくのは難しいね

他人が愚かに見えたら
自分はもっと愚かで
作り笑いで応えてもきっと
見透かされているんだ

愛の歌が嫌いで
人間が嫌いで
それならばどうして明日を探す
嘘つきは孤独の始まりです
弱さの始まりです
頭では解ってる筈なのに
心が見ない振り

永遠に終わらない春なんて無いから
永遠に終わらない冬もある訳がないね
見つめる目は二つ
両目で見る世界の
端から端までは美しくなくてもいい

君は愛の歌が嫌いで…
人間が嫌いで…

君が望む世界は
君が居ない世界で
それでも確かに
その手を伸ばしてた

君は愛の歌が好きで
人間が大好きで
それなのにどうして涙流す?
君の嘘見抜ける左目と
包み込める右目
まるでそんな感じで
使い分けして生きていく
生きていけたら…

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