Base Ball Bear/HIGH COLOR TIMES

メタモルフォーゼ真っ最中

Base Ball Bear


word: 小出祐介 music: 小出祐介

『HIGH COLOR TIMES』収録

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  • 恋愛体感温度に致命的差があると言っていた君を
    サリンジャーの少年みたいに笑いとばした白日場面。

    手紙の付録、君の部屋の香りのせいで思い出せた。

    一足先に手を振って再見(さよなら)の笑顔。
    もう会えないと直感予報。
    次に会った君は君。でも、あの日と温度のちがう君。

    俺は群青の夜明け通りに1人、アローン。
    額に手をあて熱を測る。平熱を感じた…

    君色街の風を あぴる度にふらついて、君にしかられて
    いるような気分を味わえるよ。
    それと同時に今の俺のモノ足リなさを感じて、失笑して。

    早い者勝ちのシステムになってどれ位経ったのだろう。
    君もそんな恋にノッてしまうの?
    サリンジャーの少年は通用しないってことなんだね?

    俺は群青の夜明け通り1人、アローン。
    道端には碓かの抜け殻、今日もどこかでメタモルフォーゼ展開中。
    額に手をあて熱を測る微熟を確認した。


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