月曜日の線香花火

どうしようもない月曜日
来週の予定を調べても
憂鬱な時間だけが増え続け
どうでもいい日曜日
浴衣姿がチラホラと
心の中で舌打ちしました

季節が変わる

鮮やかだった水風船が破れ

今、誰と言葉を交わし合う
線香花火
火が落ちるまで
夏の終わり告げる花びらが輝けずに泣く


ジトジトしている火曜日
カラッとしてないよこの感情
湿気のウザい雨が嫌いで
子供の頃には何も感じなかったこの土砂降りが
今では自分の方向を狂わせる

幼い子が無邪気に笑った
林檎飴を手に持ちながら
大人になった僕の手の中
欲しい物がない


取り囲まれた水槽
金魚すくいで皆はしゃいでる
誰もが追いかける
運が悪くて捕まる
可哀想と思う気持ちなんて今はもうないけど

転がるビー玉
ぶつかり合って

儚さと共に打ち上がれ
高く高く空に向かって
誰もが見れる位置に届けろ
そして散れ

季節外れの歌を歌って
線香花火
火が落ちたなら
憂鬱な日々に戻される
悔しくて笑ってた