笑うことで痛みを
うやむやに変えて過ごしてきた
沈む夕陽 落ちる影法師
街に灯る生活のしるし

カーテン越しに光る
昨日を乗り越え紡いできた
生きた証 知らぬ物語
続いてくそれぞれの話

今なら謝れること
たくさんあるけど

忘れた
今はもう 遠すぎる 五畳半の灯り
月はいつも 光る ひとりきり
寂しそうだな あぁ

バカだな
今さら 思い出す 伸びた爪の形
歩幅早く 笑う ひとりきり
帰ろう 僕の住む灯りの元へ

どこかで聞いたような
やさしさを信じ追い続けて
見落としてた 気が付けなかった
沢山の小さな灯りたち

今ならちゃんと言えること
たくさんあるけど

忘れた
今はもう 遠すぎる 五畳半の灯り
月はいつも 欠ける ひとりきり
情けないよな あぁ

バカだな
意味もなく 思い出す どうでもいい話
歩幅早く 笑う ひとりきり
街の灯りがふと

照らした
約束やひとみのなかにうつる暗闇
全部似てて 全部違ってて
同じ灯りはない

バカだな
今はもう 見分けつかぬ 本音と嘘っぱち
歩幅早く 笑う ひとりきり
帰ろう 僕の住む灯りの元へ
帰ろう 僕だけを待つ暮らしの元へ

笑うことで痛みを
ささやかでも灯りに変えたい
切れた電球 そっと右回し
続いてくそれぞれの話


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