さあ折り目を開いて また折り直して
ほころびた色紙の赤

もう綺麗な鶴にはなれないとしても
それが生きていく事なのかもしれない

曙が行くよ 夜を引き連れたまま
リセットボタンが壊れたぼくらのように

ああ靴紐がほどけて 結び直して
立ち上がったら誰もいない街

もう追いつけはしないと悟ったけれど
それは弱さとは違うような気がした

曙が行くよ 夜を引き連れたまま
リセットボタンが壊れたぼくらのように

今から行くよ 迷いながら行くよ
振り絞って顔を出す太陽のように

曙が行くよ 夜を引き連れたまま
リセットボタンが壊れたぼくらをのせて

スタートラインを踏み出す
ぼくらのように


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