ほろ酔いの夜 月の旋律
懐かしいデモが安い音で鳴る
くすぐる記憶 はにかんでは
幼い言の葉がいやに沁みる

届くのかな 叶うのかな
つぶやいた It's all right all right
追いかけては 恋焦がれ
月に手をかざす

名もなき僕らが 駆け抜けた物語
千切れかけた夢を編むように
交わした言葉を胸に秘め
陰日向に咲き 枯れぬ花のように
いつの日にかまばゆい光が
降り注ぐ明日を信じていた

どこかで手に入れた 古びた本
擦り切れた記憶をそっと撫でる
青くて淡い されど強く
輝く言霊が今も背を押す

帰れるかな 変えれるかな
こんな僕でも One day will I
問いかけては言い聞かせ
旅はまた続く

名もなき詩人が書きためた物語
幾千の時を越えてもなお
幾億の心を震わせ
陰日向で散り忘れられたとしても
あなたが残したその光は
永遠の灯となるのさ

君の言葉の真意に僕は
少しでも近づけたのかな
未だに拙いこの手を伸ばして

名もなき僕らが 駆け抜けた物語
千切れかけた夢を編むように
交わした言葉を胸に秘め
陰日向に咲き 枯れぬ花のように
いつの日にかまばゆい光が
降り注ぐ明日を信じていた

幾千の時を越えてもなお
幾億の心を震わせ
陰日向で散り忘れられたとしても
あなたが残したその光は
永遠の灯となるのさ

ほろ酔いの夜 月の旋律
幼い言の葉がいやに沁みる


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