微睡の中へ 溶けていくそれに
よく似た形の 多幸感の群れは
肌という肌を 包み込んだあと
決まって 長くて 嫌な夜

「もうこれ以上」 繰り返し
辿り着いたの 軽蔑

ねえ その綺麗な唇から伝わる 嘘
ねえ 何故? 上手に続けてくれなかったの?

温かな腕に そっと耳当てて
近くの鼓動を 遠くの誰かを
汗ばんで消えた 夜の静寂に
かぶりを振っては 飲み込む

最後の鍵を 回したら
叩きつけるの 軽蔑

ねえ この痛みは 二つに分け合いましょう だって
ねえ 都合の良さも 奪い合ってきたでしょう

「もうこれ以上」 繰り返し
辿り着いたの 軽蔑

ねえ その綺麗な唇から伝わる 嘘
ねえ何故? 上手に続けてくれなかったの?

ねえ この痛みは二つに分け合いましょう だって
ねえ 都合の良さも 奪い合ってきたでしょう


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   海辺へのコメント

タテ読みの意味がわかってゾクッとした

2022-05-11

騙し愛が昔のシドっぽくていい!

2022-05-10

シド好き

2022-04-20

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