薄れ行く意識の中蘇る
あたしを取り巻く限りなき屈辱
夕暮れに染まった地上の果てに
恨みの華を咲かせる

目を潰し心を塞いで
耳を削ぎ頭抱えて生き抜く地獄
逃げられぬ鳥かご揺らして
降りかかる禍つ罵声が胸に染み付く

えぐり出された激情が
血に染まる

薄れ行く意識の中蘇る
あたしを取り巻く限りなき屈辱
夕暮れに染まった地上の果てに
恨みの華を咲かせる

奈落への扉を開いて
血みどろの心抱えて螺旋を昇る
憎しみをつま先に込めて
艶やかに揃えた靴がこの世の証

人気の無い屋上から
身を投げる

薄れ行く意識の中蘇る
あたしを取り巻く限りなき屈辱
夕暮れに染まった地上の果てに
恨みの華を咲かせる

さよなら愛しい人 父よ母よ
あたしは逝きます それこそが復讐
夕暮れに染まった地上の果てに
死人の華

薄れ行く意識の中蘇る
あたしを取り巻く限りなき屈辱
夕暮れに染まった地上の果てに
恨みの華を咲かせる

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