日のそう高く熱く沈むような
その性 深く先を妬み継ぐ
身をそう硬く難く剥がすように
消えかけた火を灯す

閉ざしかけた背
影を誰と解ろう
胸に刻む時と記す
傷と片さず

ただそう強く瞳打たすような
身の差詰める祈り提げて
またそう傾く他を枯らす程
寄せ掛かる我を知る

響き消える兆しを
一人眺める
掠れ切った後を駆ける
千切れ行くのに

非風に肩を下げずとも
押される流れ気付き待つ
目を反らす並べ出る
突き刺した苦と共に

残る意識をさあ
何と語ろう
有無の溶ける陽射し浴びる
解の無きまま

開きかけた手
影を誰と解ろう
胸に刻む時と記す
傷と片さず

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