2017-03-31
Acid Black Cherryの10年――2015年を振り返る
2017年7月18日よりソロデビュー10周年に突入するAcid Black Cherry。記念すべき10周年に先駆けて、3月22日に「10th Anniversary Live History -BEST-」と銘打った、初収録映像満載の、総収録時間7時間32分にも及ぶライヴ映像作品を発売した。そこで、Acid Black Cherryの10年を見てきた音楽ライターの武市尚子氏が、ABCの10年の歴史を1年づつ振り返る連載がスタート!
その9回目、4thアルバム『L-エル-』を発売し、約10ヶ月に及ぶアルバムツアーを行なった2015年に迫る。
■【2015年】「Acid Black Cherry 2015 tour L-エル-」
2015年2月25日。前作『2012』から約3年の時を経てAcid Black Cherryは4枚目となるオリジナルアルバム『L-エル-』をリリースした。
アルバム『L-エル-』のテーマは“愛”。波乱の人生を送った一人の女性が、その一生をかけて愛を求め生きる姿を描いた物語である。
3月10日からは、このアルバムを引っさげてのツアー「Acid Black Cherry 2015 tour L-エル-」がスタート、アリーナ公演などを含めて年末まで続く、ロングツアーとなった。
「tour L-エル-」では、『L-エル-』の物語をイメージさせる映像が差し込まれるなど、アルバムのストーリーを色濃く感じさせ、その世界観へと深く誘う構成だった様に思う。
「このときのツアーは、1枚のアルバムを10ヶ月かけてじっくりと魅せていけたツアーであったってとこが、いつもと大きく違ったとこだった。どのアーティストさんもそうやと思うけど、それなりの時間をかけて、全力をかけてアルバム制作に向き合うと思うのね。アルバムが完成したらだいたいツアーがあるけど、そこで終わっちゃう感じというか、落ち着いちゃう感じがあるでしょ。その期間って、すごく短い気がしてて。それってすごく寂しいというか、切ないというか。やっぱり長く時間をかけて一生懸命につくったから、聴く時もじっくり長い時間をかけて聴いてほしいなって思う。アルバムって、ツアーをやって初めて完成する感覚やからね。そういう意味でこのアルバムは、長く育てられたのは良かったなって」
ホールツアーは、長い期間をかけてまわったことから、ライヴ1本1本を分析して、次のライヴに望むことが出来た、充実したツアーであったとyasuは言う。
じっくり時間をかけて向き合ったツアーは、アルバムの世界観だけではなく、Acid Black Cherryのライヴの魅力をさらに際立たせていたように感じた。
「ずっと最初の頃から言い続けてる、【1万人であろうが1人であろうが、全力で同じステージを演る!】っていう気持ちを、アリーナツアーでどれくらい体現できたか分からないけど、一番後ろの人まで“楽しかった~!”とか“ワクワクしたわぁ~!”って思ってもらえてたら嬉しいなって思う」
そう語っていたyasuのパフォーマンスは、アリーナクラスの会場で、どこの座席にいても楽しめるエンターテインメントを作り出していた。
“人生のピークを決めるのは自分次第”
“エルちゃんの生涯を俯瞰で見てもらって、それを自分の人生と照らし合わせてもらったら、すごく共感してもらえるんじゃないかなと思う”
「arena tour L-エル-」ファイナルの日本武道館でyasuはこう言った。
【愛されること】だけをただただ望んだエルという1人の女性を描いた物語と、10ヶ月にも及んだロングツアーは、観るものにも“人生”とは何かということを考えるきっかけになったのではないだろうか。
日本武道館のステージで、yasuはこんな話もした。
「僕が年を取っておじいさんになって、この『L-エル-』というアルバムとこのツアーを思い出した時、きっと、またそこでも改めていろいろ感じるんじゃないかって思ったというかね。そんなツアーになったなって思うよ」
「Acid Black Cherry 2015 tour L-エル-」は、yasu自身をも大きく成長させた、そんなツアーだったのだと思う。
text by 武市尚子
■DVD & Blu-ray『10th Anniversary Live History -BEST-』
発売中
【DVD】
AVBD-32265~8/¥7,560(税込)
【Blu-ray】
AVXD-32269~71/¥8,640(税込)
【関連リンク】
Acid Black Cherry オフィシャルHP
Acid Black Cherryの10年――2014年を振り返る
Acid Black Cherryの10年――2013年を振り返る
Acid Black Cherryの10年――2012年を振り返る
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Neverland / 『HumaNOISE』
歌詞合ってる?
JAKIGAN MEISTER / 『Bhava』
ジャケットイラストのギャグが最高です
咲人さんのイラストに影響されて女性の友達とクリスマスに
シードルを飲もうと考えました 断わられました
咲人さんの絵は手つかずの新雪のよう 語学の勉強も真面目
です
咲人さんの絵はとても良いのでこれからも描き続けてくださ
い 独創的かつ笑えるイラストです 好きです
JAKIGAN MEISTER / 『Bhava』
インサクリファイスが好評です ナイトメアメンバーで仲間
の飲み代をまとめて払うと雑誌で語っておられた咲人さん
ナイトメアでキリストはユダと詠まれていました 二年前の
Withはラクリマクリスティを意識したと知りました 咲人
さんのナチス嫌い発言
咲人さんにはキリスト教に対する照れのような感じを受けま
す キリストとご自分にとても似た意識を持っているのかも
しれないと思いました
downは意味を調べました 夜明け、でした
いつか一緒に朝日を見ようという歌詞に救われました
ジャキガンマイスターは咲人さんのセンスの良さが光ってい
ますね
JAKIGAN MEISTER / 『Bhava』
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DIR EN GREY / 『「楓」~if trans…~』
気持ち悪すぎ。犯罪者