2017-08-29

LUNA SEA、『SUMMER SONIC SHANGHAI』にて圧巻のパフォーマンスを披露

今や日本を代表する夏フェスのひとつである『SUMMER SONIC』。この都市型フェスが中国の大都市である上海にて開催され、初日のヘッドライナーを務めたLUNA SEAが、上海リスナーを驚異のパフォーマンスで魅了した。

ライヴ当日、前日は激しい雷雨に見舞われSNS等でも心配の声が上がっていたが、雲間から時折太陽も顔をのぞかせるフェス日和の中、中国と海外から計24組のアーティストが一堂に会し、3つのステージに分かれて次々とパフォーマンスを披露。SE「月光」が鳴り響く中、メインであるMARINE STAGEのヘッドライナーとしてLUNA SEAが登場すると、まるで日本で開催されているのかと錯覚するような大歓声が会場に響き渡った。

1曲目に選ばれたナンバーは「Déjàvu」。メジャーデビューアルバム収録曲からのスタートは、18年振りに訪れた上海に対しての新たな所信表明ともとれた。2曲目の「TONIGHT」ではINORANがステージ前方でリフのカッティングを始めると、会場の熱気は更なるヒートアップを見せる。最初のMCでRYUICHIは『ダージャーハオ、上海大好きです。約18年振りの想いをステージに届けてください!』と中国語を交えた挨拶を交わした。

ここからシングルヒット曲「DESIRE」「END OF SORROW」「TRUE BLUE」と立て続けに披露し、「The End of the Dream」までアップテンポな曲で畳みかけ熱狂させたかと思えば、一転「Sweetest Coma Again feat. DJ KRUSH」「gravity」でLUNA SEAの持つ独特の世界観にオーディエンスをグッと引き寄せる。

『俺たち5人から心を込めて…「I for You」』とコールすると、この日一番の歓声が沸き上がった。ドラマ主題歌の影響が中国でもかなり浸透しているようだ。野外の夜空の下に響き渡る「I for You」は、より一層切なさを増して広がっていき、印象的なシーンを創り出していた。

その後『上海行くぞー!』と煽った後の「STORM」からラストスパートへ。そしてファン待望の「ROSIER」ではメンバーが縦横無尽にステージを駆け回り、ラストナンバー「BELIEVE」では、会場中が一体となり腕を振り上げ、湿り気を帯びた上海の夜に透き通るような清々しい疾走感をもたらした。
 
鳴り止まないアンコールに応えて再びステージに登場したLUNA SEAが最後に披露したのは「WISH」。イントロで『I WISH!』とオーディエンス一同が叫ぶ姿を目の当たりにし、シングルではないこの曲が上海の地でここまで認知されている事に驚かされた。

『愛してるよ、バイバイ!』。そう言って笑顔でステージを後にするメンバーを、涙交じりの歓声で見送ったファンの様子が物語るように、この日初めて体感したであろう多くの上海のオーディエンスの心に、LUNA SEAの名がより強く刻まれた一夜となったことは間違いなさそうだ。

■【セットリスト】

M1. Dejavu
M2. TONIGHT
M3. DESIRE
M4. END OF SORROW
M5. TRUE BLUE
M6. The End of the Dream
M7. Sweetest Coma Again
M8. gravity
M9. I for You
M10. STORM
M11. ROSIRE
M12. BELIEVE
EN1. WISH

【ライブ・イベント情報】

『LUNA SEA -The Holy Night 2017-』
12月23日(土・祝) さいたまスーパーアリーナ
12月24日(日) さいたまスーパーアリーナ

テレビ朝日『ドリームフェスティバル2017』
10月28日(土) さいたまスーパーアリーナ



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