2017-11-29

織田哲郎、ダイアモンド✡ユカイらによるロックバンドROLL-B DINOSAUR、東京公演が大盛況のうちに終演

織田哲郎、ダイアモンド✡ユカイ(RED WARRIORS) 、CHERRY(LINDBERG)、ASAKI(GUNIW TOOLS)、JOE(FUZZY CONTROL)による驚異のドリームバンド、心にロック魂を燃やす世代を超えた精鋭ミュージシャンが結束したROLL-B DINOSAUR(ロール・ビー・ダイナソー)が、11/24(金)に新宿ReNYでライブを開催した。

その日は12月を目前にぐっと冷え込んだ東京だったが、新宿ReNYのフロアは生のROLL-B DINOSAURのパフォーマンスを待ち受けるファンたちの熱気で外気を完全に忘れさせてくれた。
真っ赤な照明の中、ステージに登場した恐竜バンドは、最新アルバム【SUE(スー)】のリード曲『ガンガン』をのっけからドロップ。織田とASAKIのギターがお互い呼びかけ合うように歌い出し、JOEのベースとCHERRYのドラムが分厚く加わると、一気に会場が沸騰。ボーカルのユカイは1曲目からスタンドさばきをあざやかにキメてファンを鼓舞する。続く「Runaway From Chicago」では、もうここが新宿であることを忘れてしまうほど、ブルージー且つ刺激的なROCK’N’ROLLワールドが展開し、男も女も酔わせてしまう最高のショーの幕が上がった。

「最後まで楽しんでってくれよ、ROCK’N’ROLL!!」咆えるユカイに誘われるようにフロアから起こるハンドクラップで始まったのは『Mr.カサノバの恋の手ほどき』。ハチャメチャで痛快な恋愛指南は、老若問わず男性ファンを大いに勇気づける。『MY BABY BLUE』では絶妙なコーラスワークで大人の余裕を感じさせるが、つづく『くずの詩』で歌われたのは、どうしようもないポンコツだがどうにも憎めない男。そしてアンサーソングの『はずれクジ』では、そんな男をついつい世話してしまう女性の心理をリアルに描く。女言葉で歌われるクズ男に対する呆れ感たっぷりの“はぁ?”というセリフは、フロアにいる多くの女性ファンたちの共感を誘っただろう。

「人生はなかなかつらいことばっかりだ。色んなもの背負って、肩も凝るだろう。俺だけじゃないだろ?ライブに来てるみんなも中年ばっかりだろ?」MCで笑いと拍手喝采を受けながら、「次の曲はそんな中年のための歌だ。」と贈られたのは『石ころの唄』。ステージ全体をブルーに染めた照明の中、白く差す光に導かれるように紡がれるバラードは、日常の仕事の疲れを優しく包み込んでくれた。

打って変わってはカオティックに放つ「Neverending Dream」。激しく縦ノリするJOEのベースのリフが下腹に響き、CHERRYが鋭くドラムを乱れ打つ。ASAKIは荒々しい色気を漂わせながらギターに喰らいつき、織田は時折足を高く上げてギターを掻き鳴らす。そしてユカイはハットを目深にかぶりエモーショナルに歌い上げる。5人のギラギラしたパワーがフロアに飛び火すると、たちまち会場は興奮のるつぼと化した。

1st Albumリード曲『教訓』では、織田とASAKIがステージ前ギリギリでギターを弾き倒し、ファンをこれでもかと煽り、会場には突き上げられた人差し指の波が気持ちよく揺れる。続く『おかしいだろう』でヴォルテージは最高潮に達し、その空気に応えるように“ユカイ水”が空中を舞う。本編終了でピックを客席に投げた織田からは、サングラス越しにライブを最高に楽しんでいるのが伝わってきた。

興奮冷めやらぬ客席からのアンコールで再び登場したROLL-B DINOSAURの面々は、まだまだパワーに満ちあふれ、JOEはTシャツを脱いでの登場。「これは私の歌です」とユカイのMCで贈られた曲は初披露の『暴言野郎』。コミカルなノリの良いサウンドに客席も楽しげに揺れる。そして最後を締めくくったのは、彼らのテーマソング『ROLL-B DINOSAUR』。ステージ、客席もろとも残されたパワーを出し切って、爽快な終演を迎えた。

KEEP ON ROLLING. ――留まることを知らない恐竜たちの進撃は、12月に開催される名古屋・大阪のライブへと続く。間違いなく奇跡とも言えるこのバンドを生で見ることができる機会を逃す手はない。

PHOTO : KASSAI (3PODWS)

【ROLL-B DINOSAURライブ情報】

残すところ2か所!
リリース記念ツアー『ROCK’N’ROLL BOUT』
12/21(木)「ROCK’N’ROLL BOUT Vol.4」@大阪SOMA
12/22(金)「ROCK’N’ROLL BOUT Vol.5」@名古屋 ReNY limited

【リリース情報】
ROLL-B DINOSAUR
2nd Album『SUE』KICS-3524  ¥3,000+ 税
NOW ON SALE!


■「ガンガン」(2nd Album『SUE』より)MV Full ver.


■「ガンガン」(2nd Album『SUE』より) story ver.


【ROLL-B DINOSAUR プロフィール】
これまで作曲家・プロデューサーとして数々のヒット曲を世に放ってきた織田哲郎が、自らもギタリストとして参加するロックバンドを結成。個性溢れるミュージシャンたちが集結し、誤摩化しのないストレートなロックンロールサウンドによる最上かつ最強のパフォーマンスを展開する。

<Member Profile>
◆織田哲郎 (Guitar, Vocal)
1979 年、プロデュースユニット「WHY」でデビュー。TUBE、ZARD、相川七瀬、KinKi Kids、AKB48 など多くのアーティストに楽曲を提供。アニメの劇伴制作および音楽プロデュースなども手がける。
2013 年、ソロとしては15 枚目のオリジナル・アルバム「W FACE」をリリース。
2016 年、NHK ラジオ「深夜便のうた」(2017 年7 月~9 月)となったシングル「CAFE BROKEN HEART」をリリース。
作家として多忙な制作活動を続ける中、自身のライブも精力的に行っている。

◆ダイアモンド✡ユカイ (Vocal)
1986 年、伝説のロック・バンド「RED WARRIORS」のヴォーカルとしてメジャー・デビュー。人気絶頂期の1989年わずか3年の活動で日本武道館公演を最後に解散。その後、「ダイアモンド✡ユカイ」として、ソロ活動を開始する。現在は音楽活動を中心に舞台・映画・バラエティー番組に出演するなど幅広く活動する。
2016 年にはミュージカル「ミス・サイゴン」にも“エンジニア” 役で出演。
著書:「タネナシ。」(2011)、「育爺。」(2013)
CD:「Respect」(2012)、「RESPECTII」(2013)、「ムクロジの木」(2014『みんなのうた』)、
   「 ユカイな Kids ソング」(2015.7)、「Respect( 企 )」(2016.3.9)

◆CHERRY (Drum)
1985 年、ザ・モータースポーツ・ミュージックのドラマーとしてデビュー。
1988 年、LINDBERG にドラマーとして加入。作曲家としても多くの作品を手がける。その後GaGaalinG、GLANZ、CHEAP PURPLE、ECHOES などに参加。
2014 年、LINDBERG 再始動。
2015 年7 月、デビュー30 周年を記念してオリジナル楽曲を配信。

◆ASAKI (Guitar)
1996 年、ビクターよりGUNIW TOOLS のギタリストとしてデビュー。
2001 年よりAGE of PUNK、vez、BUG(現在活動休止中)、ソロ等で活動。
2014 年9 月GUNIW TOOLS 再始動。2015 年5 月に15 年振りのSg『FLARE UP STARE』発売。
過去の主なサポート:m.o.v.e.、BRAIN DRIVE、CHIROLYN、AUTO-MOD、tezya&the sightz、etc..

◆JOE(Bass)
2003 年、ビクターよりFUZZY CONTROL のベーシストとしてデビュー。生まれ持った器用さと多彩なセンスで、ベースのみならずパーカッションからシンセまで、幅広い楽器を演奏出来るテクニックを持っている。


【ROLL-B DINOSAUR Information】
ROLL-B DINOSAUR公式HP>> https://www.roll-b.com

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